こんにちは。坊主です。
今回は、歌舞伎俳優の市川 海老蔵さんを取り上げます。
2021年6月5日、海老蔵さんが手がけた新作歌舞伎「KABUKU」の演出が炎上しています。
炎上の理由は、KABUKUの一節で人種差別を助長しかねない表現(場面)があったからです。
一体、人種差別を助長しかねない表現とはどんな内容だったのでしょうか?
市川 海老蔵の「KABUKU」が人種差別的と炎上
「KABUKU」における差別的な表現(場面)について、「日刊スポーツ」は次のように報じています。
歌舞伎俳優の市川海老蔵が主演・演出を務める新作歌舞伎舞踊「KABUKU」に「差別的」な場面があるとインターネット上などで批判が相次ぎ、
松竹は5日までに、
京都・南座での公演の内容を一部変更したと明らかにした。
作品は
「コロナ禍を経験した人々が再び一つになること」
を願って制作したという。
5月下旬に東京・明治座で上演された際には、
地獄の場面で中国人や日本人を思わせる登場人物らが疫病について話す演出があった。ネット上では、
中国人と感染症を結び付ける差別的な演出だとの批判が上がり、
松竹にも意見が直接寄せられたという。
※「https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202106050000271.html」より引用
上記の通り、KABUKUは「新型コロナウイルス」をテーマに制作されていたのです。
差別的だと批判されたシーンは「地獄」の場面で、人々が疫病について話すシーンでした。
この疫病が新型コロナウイルスを意味しているのでしょう。
この報道から察するに、KABUKUにおける差別的な表現(場面)とは、中国人とコロナを関連させたことだと思われます。
一体、差別的な内容とは、どんな表現だったのでしょうか?
世間の反応
もしも内容変更するのなら、
オリジナル映像を「表現の不自由展」に出して観てみたい。
エビのKABUKUで人種差別表現などがあったことで
「ネットで実際に見てない人たちの間では炎上してるけど、
劇場で見た人たちからは批判の声は少なかった」というのは、
その人種差別表現が批判され炎上する類のものではない、
ということにはならないと思うけど…
新型コロナの感染拡大と特定の国籍・人種・民族を結びつけることは差別煽動につながるので、今一番やってはいけないこと。
実際、トランプがそれをやり、
アジア人に対するヘイトクライムが多発しているのだし。差別煽動シーンはカットするか、公演中止すべき。
中国人を差別?差別的な場面とはどんな内容?
中国人とコロナを関連させた演出をしたことで炎上しているKABUKUですが、一体、問題のシーンではどんな会話があったのでしょうか?
そこで、問題のシーンについて調べたところ、以下の報道が確認されたのです。
東京公演で指摘があったのは、地獄を描く場面。
外国人同士がいがみ合うなかで、
中国人と推察される人が疫病を広めたなどとののしられ、
ネットでは「差別だ」とする声が相次いでいた。
※「https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_60bacf9ee4b019366ad354f4」より引用
上記の通り、KABUKUでは「コロナの起源=中国人」とする演出を行っていたのです。
確かに、新型コロナウイルスの発生源としては中国の武漢が有力とされています。
しかし、これを殊更に強調して差別を煽るような表現(演出)は厳に慎むべきです。
差別的なセリフは何て言った?
「コロナの期起源=中国人」という演出を行ったKABUKUですが、役者は何と言ったのでしょうか?
そこで、地獄のシーンにおけるセリフを調べたところ、以下の内容が確認されました。
新作KABUKUは酷かった。クラブハウスで生まれたと聞いて納得…。特に最低だったのは、テンガロンハットの白人とヒジャブのムスリム女性と公家姿の日本人がチャイナハットの中国人を責め立てるシーン。「お前達が衛生面に気をつけずになんでも食べるせいでコロナになった!」と
— 鼠 (@snmikka) May 30, 2021
そして「爆買いでコロナを広めた!」と言うと、中国人は「金をばら撒いてやったんだから感謝しろ!」と逆ギレ。人種差別を利用したお笑いシーン…これ、もうすぐ團十郎になる方がやる芸ですか?
— 鼠 (@snmikka) May 30, 2021
上記の通り、KABUKUでは中国人の食文化を侮辱するようなセリフまでもが採用されていたのです。
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