【事故】日本製鉄:瀬戸内製鉄所の被爆量や容体は?

時事

こんにちは。坊主です。

2021年5月29日、兵庫県 姫路市にある「日本製鉄」の工場で被爆事故が発生しました。

被爆したのは「瀬戸内製鉄所」で作業をしていた男性社員2人で、被爆後に体調不良を訴えているようです。

一体、2人の被爆量はどれくらいなのでしょうか?

また、2人はどんな容体なのでしょうか?

日本製鉄の瀬戸内製鉄所で被爆事故が発生

瀬戸内製鉄所で起きた被爆事故について「カンテレ」は次のように報じています。

兵庫県にある日本製鉄の工場で5月、
エックス線を使う測定装置を点検していた男性社員2人が、
大量の被ばくをしたことがわかりました。

警察や厚生労働省によると、
5月29日、兵庫県姫路市にある日本製鉄の瀬戸内製鉄所で、
エックス線を照射する測定装置を点検していた30代と50代の男性社員が翌日に体調不良を訴えました。

2人は大量の被ばくをしていたということで、
現在、高度な被ばく医療を行う広島大学の医療施設で治療を受けています。

(2021年6月12日配信)

上記の通り、被害に遭った作業員2人は”大量”のX線に曝されているようです。

作業中にX線が照射されたままだったことが明らかにされていますが、その原因については未だに解明されていません。

世間の反応

いかほど被曝したのか

被曝してどんな症状がでたのか、
これからどうなるのか気になる

線量計つけてなかったのかな?

自覚症状が翌日出て、となると・・・

これは何ミリシーベルトなのだろう?

下手すれば何シーベルトかもしれないが。

ミリじゃなかったらもう駄目だろうな。

被爆量はどれくらい?

作業員が受けた被爆量はどれくらいなのでしょうか?

法令ではX線の許容量は以下のように定められています。

X線の許容量

〈1〉1年間では50ミリシーベルト以下

〈2〉5年間では100ミリシーベルト以下

そこで、今回の被爆量について調べたところ、1年間で許容されている量の数倍~数十倍であることが分かりました。

最終的な被ばく量はわかっていませんが、
関係者によりますと、
年間の限度量の数倍から数十倍に及ぶ可能性もあるということです。

※「https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20210611/2000046984.html」より引用

被爆量を”2倍”と仮定すると、それだけで5年間の許容量である100ミリシーベルトを超えてしまいます。

もし10倍の被爆量を受けていれば、500ミリシーベルトのX線を受けており、人体に重大な悪影響が懸念されます。

「エネ百科」によると、1回あたりの被爆量が100ミリシーベルト以下であれば、人体に不調が現れることはないとされています。

参照先:エネ百科

https://www.ene100.jp/commentary/1470

しかし、1回あたりの被爆量が1,000ミリシーベルトを超えた場合、吐き気や嘔吐などの自覚症状が現れるようです。

今回の被爆者は事故後に体調不良を訴えており、現在は病院で治療を受けています。

人体に不調が現れていることから、先の情報を前提にすれば、被爆量は1,000ミリシーベルトを超えている可能性があります。

被爆者の容体は?

現在のところ、日本製鉄は被爆者2人の容体(体調)を公表していません。

そのため、どんな状態に置かれているのか不明なのです。

ただ、一般的に1回あたりの被爆量が500ミリシーベルトを超えると、造血機能が低下し、それによって白血球や血小板が減少することが報告されています。

これにより、被爆者は出血しやすくなるのです。