こんにちは。坊主です。
2021年8月1日、ベラルーシの陸上選手が帰国を拒否していることが明らかになりました。
帰国を拒否しているのはクリスツィーナ・ツィマノウスカヤ選手で、彼女は亡命を希望しているようです。
Belarus Olympics: Krystsina Tsimanouskaya refuses 'forced' flight home https://t.co/cEy7IWucu8 #Belarus #Olympics #KrystsinaTsimanouskaya #ForcedFlightHome
— Alan G (@MoRaY1959) August 1, 2021
一体、亡命を希望している理由は何だったのでしょうか?
ベラルーシ選手:クリスツィーナ・ツィマノウスカヤが帰国拒否で亡命を希望
ベラルーシへの帰国を拒否しているツィマノウスカヤ選手について、「THE DIGEST」は次のように報じています。
日本の空港警察に助けを求めたのは、
東京五輪にエントリーしているベラルーシの陸上代表選手、
クリスツィーナ・ツィマノウスカヤだ。
同国選手団の責任者に緊急帰国を命じられて羽田空港にまで来たが、
帰国後の身の危険を感じて、
経由地であるイスタンブール行きの飛行機への搭乗を拒否。日本在住ベラルーシ人の協力を得て、当局に保護されたという。
24歳のツィマノウスカヤは月曜日に予選が行なわれる女子200メートルに出場予定だったが、
急きょ金曜日に始まる女子4×400メートルリレーへの鞍替えを命じられる。リレーメンバーの数人が出場に必要なドーピング検査を受けていなかったことが判明し、
その欠員を埋めるため、
強引に種目を変更させられたという。
猛反発したツィマノウスカヤは自身のインスタグラムでそのコーチ陣を批判。
本国のテレビ局『ONT』がこの投稿を取り上げ、
「彼女にはチームスピリットが欠けている」
と断罪されてしまう。
(2021年8月1日配信)
上記の通り、ツィマノウスカヤ選手は出場種目を巡るトラブルでコーチ陣を批判していたのです。
ところが、この批判がベラルーシのメディアでも問題視され、彼女は「チームスピリットが欠けている」と断罪されてしまいました。
こうした事態により、ツィマノウスカヤ選手は自身の身に危険を感じて亡命を希望したというわけです。
一体、亡命理由である「身の危険」とは何なのでしょうか?
世間の反応
複数の選手がドーピング検査を受けていないって、
コーチの不手際というより、
やっぱ旧ソ連系はそうなのねという印象。警察もどうしていいのか困りますよね。
今すぐ選手村で保護して安全な形で明日の200m予選に出場させるべきだ。
本人が亡命を望んでいるのならば
ベラルーシではなく難民選手団の選手として特例で出場させることはできないのか?橋本聖子さん、
こういう時はとにかく日本は先進国として彼女を保護してほしい。
この程度だと日本での難民申請は厳しいかもしれないから、
ドイツ、オーストリアあたりで出す方が現実問題として得策かもしれないが、
日本は少なくとも彼女が希望する亡命先、
または希望する大使館まで責任持って送り届けてほしい。
亡命理由の「身の危険」とは?ベラルーシは独裁国家
ベラルーシから”敵視”されたツィマノウスカヤ選手ですが、亡命理由である身の危険とはどんなものなのでしょうか?
実は、ベラルーシは”欧州最後の独裁国家”と言われており、アレクサンドル・ルカシェンコ大統領による恐怖政治が行われているのです。
ルカシェンコ大統領について「BBC NEWS JAPAN」は次のように報じています。
ルカシェンコ氏はかつて、
野党集会に参加する者は誰であれ「テロリスト」として扱うと警告。「そんな連中は、首を絞めてやる。カモのように」
と付け加えた。
人権団体は、
ルカシェンコ氏による様々な人権侵害や虐待があったと非難している。
※「https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-53732713」より引用
独裁国家であるベラルーシから敵視されたことで、ツィマノウスカヤ選手は帰国後に逮捕・投獄される可能性があります。
彼女が感じている身の危険とはこのことだと思われます。
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