こんにちは。坊主です。
今回は、幕末の天才幕臣と謳われる小栗忠順(ただまさ)を取り上げます。
193年前の今日、小栗上野介こと小栗忠順が生まれました。
小栗は多くの奉行を歴任し、財政再建、洋式軍隊整備など様々な分野で活躍しますが、幕府滅亡後に新政府によって逮捕、斬首されました。
死後、幕府側から近代化政策を行ったとして評価が高まり「明治の父」と呼ばれています。 pic.twitter.com/5lG45ugL83— 東京歴史倶楽部 (@rekishiclub) July 16, 2020
別名:小栗 上野介(こうずけのすけ)
日本の近代化に尽力し”明治の父”とも評される小栗ですが、最期は”無実の罪”を着せられ40歳で斬首されています。
そんな小栗ですが、実は、”徳川埋蔵金の首謀者”という通説が存在しているのです。
https://twitter.com/nandakore_8/status/1520923524663230466
一体、小栗忠順(上野介)とはどんな人物なのでしょうか?
小栗忠順(上野介)が徳川埋蔵金の首謀者?
小栗が徳川埋蔵金の首謀者と目されている理由は、彼の死後によって囁かれた”ある噂”が発端でした。
1868年に勃発した鳥羽・伏見の戦いで敗北した幕府軍の間では、新政府軍に対して徹底抗戦を主張する人間と恭順を主張する人間に二分されていました。
小栗は徹底抗戦を主張していましたが、徳川慶喜がこれを退けたため、彼は幕府から離れ、故郷に隠居することになります。
その後、小栗の故郷である群馬県に新政府軍がやって来て捕縛されるわけですが、彼の斬首後に”ある噂”が飛び交うようになりました。
その証言とは、「江戸から来た船に乗った大勢の人間が、沢山の積み荷を赤城山の麓に運び入れるのを見た」というものでした。
幕臣だった当時の小栗は勘定方に就いていたため、「徳川の埋蔵金を持ち出したのではないか?」と指摘されるようになったというわけです。
その後、小栗が持ち出したとされる徳川の埋蔵金を特定すべく、赤城山の調査も行われていますが、現在に至るまで発見には至っていないのが現状です。
そもそも、小栗が徳川の埋蔵金を持ち出したという確実な証拠は一切ないことから、先の目撃証言の信憑性も怪しいと言えるのです。
また、徳川の埋蔵金の行方に関しては諸説あり、儒学者の「林 鶴梁(かくりょう)」を実行犯とする説も存在しています。
世間の反応
徳川の埋蔵金って本当にあったのかな?
埋蔵金の在り処については都市伝説で色々と語られるよね。
結構前のやりすぎ都市伝説で関暁夫が埋蔵金の在り処について解説してなかったけ?
多分、徳川の埋蔵金はないと思う。
あれば徳川幕府は潰れずに続いていたでしょう。
ただ、あると信じていた方が夢があるよね。
なぜ殺された?最期の言葉や墓はどこ?
冒頭でも触れた通り、小栗は”無実の罪”で斬首されています。
一体なぜ、小栗は殺されたのでしょうか?
小栗が殺された説にも諸説ありますが、以下の動画によると、「見せしめのため」と解説されています。
徳川慶喜が降伏した後も、幕府軍と新政府軍による戦いは続いていました。
しかし、当時はどちらの勢力にも味方しない藩も存在していたのです。
こうした中立派の存在を恐れた新政府軍は、いち早く彼らを味方に引き入れるために、見せしめとして小栗に罪を着せて斬首したというわけです。
その際、新政府軍は、小栗が農民を煽動して反乱を画策しているという事実無根の罪を被せますが、これに対して彼の臣下は猛然と反発しました。
ところが、小栗は激昂する臣下をなだめて、「もうこうなった以上は、未練を残すのはやめよう」と静かに呟いたのです。
そして最期には次のように語り、この世を去りました。
「私自身には何もないが、母と妻と息子の許婚を逃がした。
どうかこれら婦女子にはぜひ寛典を願いたい」
※「https://ja.wikipedia.org/wiki/小栗忠順」より引用
上記の通り、小栗は死ぬ間際に自分ではなく、残された家族の心配を口にしていたのです。
こうして40歳で最期を迎えた小栗は、群馬県 高崎市にある「東善寺」に埋葬されました。
【小栗上野介忠順公PR動画】
Twitter初公開「〜墓所・東善寺編〜」
小栗忠順は、江戸から領地の #上州権田 に移り住み、邸を建設しながら東善寺で晩年を過ごしました。
現在東善寺には、供養墓の上に本墓があります。出演・ナレーション:#小栗さくら#またも辞めたか亭主殿#小栗忠順#小栗上野介 pic.twitter.com/dnv4dFhquV
— 小栗さくら@講談社『余烈』4/27発売 (@oguri_sakura) January 17, 2022
この墓には彼の臣下も埋葬されており、現在でも小栗を慕う人間が訪れています。
子孫は?
小栗の子孫を調べたところ、以下に記載する2人の名前が確認されました。
[武蔵(格闘家)]
[小栗かずまた(漫画家)]
https://bakumatsu.org/men/view/14
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