こんにちは。坊主です。
2019年12月4日、「山健組」の組長が逮捕されました。
逮捕されたのは中田浩司組長です。
一体、中田組長とはどんな人物なのでしょうか?
山健組の組長:中田浩司が逮捕
中田組長の逮捕について「神戸新聞NEXT」は次のように報じています。
神戸市中央区で8月、
指定暴力団・山口組(神戸市灘区)の最大勢力「弘道会」(名古屋市)系組員が襲撃された事件で、
兵庫県警葺合署捜査本部は3日夜、
対立する指定暴力団・神戸山口組(神戸市中央区)の中核団体「山健組」の組長、中田浩司容疑者(60)を逮捕した。
捜査関係者によると、
現場そばの防犯カメラに犯行の様子が写っていた。他のカメラでも、
酷似した単車の人物が西方向へ移動し、
神戸市中央区の中田容疑者の自宅に向かう映像が確認されたという。
県警は画像解析の結果、
中田容疑者が実行犯だったと判断。同容疑者の身柄を大阪市内で確保した。
上記の通り、中田組長は敵対する組織の人間を襲撃した容疑で逮捕されていました。
実行犯として組長が逮捕された今回の事件では、ネット上では組長本人が犯行に”直接”関与したことに懐疑的な声も上がっています。
世間の反応
中田浩司が実行犯!?
山健の組長自らやるかなぁ?
これマジなら相当びっくりなんだけど。
山健組って神戸の最大の2次団体でしょ。
そこの組長が実行犯って。
弘道会で言えば竹内みたいなものでしょう
山建組って山口組の中でもポジション高いのでは
そこの組長自らがヒットマンになったって
余程落ちぶれたのね
経歴は?神戸山口組では若頭代行を務める
山健組では「組長」を務めている中田組長ですが、”本家”である「神戸山口組」では「若頭代行」のポジションに就いています。
神戸山口組:本家
山健組:本家から派生した二次団体
彼が若頭代行に就任したのは2018年の時。
「若頭」は組織のNo.2に当たるポジションで、言うなれば”次期・組長”に値する人間が付く役職です。
その若頭の”代行”を務めていたことから、中田組長は相当信頼されていたと思われます。
彼の経歴については「人物事典」より以下に引用します。
1959年生まれ。
和歌山県出身。
昭和52年頃、
初代・山健組傘下組織で渡世入りした。渡辺氏が山健組二代目を継承すると、
中田氏は二代目の運転手を努めた。
昭和59年に抗争相手だった組織の最高幹部を××し、
徳島刑務所に収監された。ここで後の親分となる井上邦雄氏に出会う。
2000年に出所後、健竜会に移籍。
井上氏が健竜会四代目を継承すると、
最終的に若頭まで上り詰めた。
井上氏が上部団体である四代目・山健組の組長に就任すると、
中田氏が健竜会五代目を継承。四代目・山健組直参(じきさん)に昇格した。
四代目山健組では若頭補佐、本部長代行、若頭代行、若頭等を歴任した。
平成29年には上部団体である神戸山口組直参に昇格。
そして平成30年5月に五代目山健組を継承し、
神戸山口組でも若頭補佐に昇格。その後、若頭代行に抜擢された。
現在に至る。
(2019年1月27日公開)
これらの経歴の中で「直参」(じきさん)という聞き慣れない言葉が存在しています。
この直参とは、「直系の組長」という意味で”二次団体の首領”を指す言葉です。
若頭と舎弟頭の違いとは?
若頭と似たポジションに「舎弟頭」という役職があります。
この若頭と舎弟頭に加え、「本部長」の三職を含めて「執行部」と呼ばれ、組織運営の要を担います。
若頭と舎弟頭の違いがこちらです。
■若頭:組長(親分)の”子供”の中で筆頭格
■舎弟頭:組長(親分)の”兄弟”の中で筆頭格
この違いについては、以下に引用する説明が簡潔で分かりやすいでしょう。
組織のなかで親分に次ぐNo.2は若頭です。
しかし、
若頭は舎弟頭に対して「兄貴」や「叔父貴」と呼ぶ場合が多いです。会社で言えば、
若頭は専務取締役ですが
舎弟頭は副社長や相談役、顧問などに近い存在というのが分かりやすいと思います。
※「Yahoo!知恵袋」より引用
(2014年6月17日投稿)
敵対組織「弘道会」と関係が疑われる半グレ
中田組長が襲撃した人間は敵対組織「弘道会」に関係のある人間でした。
当サイトでは弘道会と関係が疑われる”半グレ”も取り上げています。
特定の暴力団に所属することなく、
犯罪行為を繰り返す無法集団。
暴力団よりも構成員の年齢が若いことが特徴。
その半グレというのが、「相良正幸」と「菅野深海」です。
■相良正幸
■菅野深海
この2人については以下の記事をご覧ください。
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