こんにちは。坊主です。
今回は、ウクライナが保有する大型輸送機「An-225 ムリーヤ」を取り上げます。
アントノフ社が製造する同機は世界に1機しか存在せず、様々な分野が活用されていました。
そんな中、ウクライナに侵攻したロシア軍によって、ムリーヤが破壊されたという情報が報じられたのです。
一体、ムリーヤの被害状況はどの程度なのでしょうか?
アントノフ社:An-225 ムリーヤが破壊される↓炎上画像あり
ムリーヤが破壊された問題について、「ニコニコニュース」は次のように報じています。
ロシア侵攻で世界唯一の「世界最大の航空機」破壊 「アントノフ An-225」 ウクライナ政府発表https://t.co/tQtEOZNH37
An-225「ムリヤ」は旧ソ連時代のウクライナ・アントノフカンパニーで製造された超巨大輸送機で、1988年に初飛行。世界で1機のみの型式。
政府「私たちはこの機を復活させる」
— ニコニコニュース (@nico_nico_news) February 27, 2022
同記事によると、ムリーヤが破壊されたことを事実と認めました。
同機はキエフ近郊にあるホストメル基地でロシア軍の攻撃を受け、破壊されたようです。
現在でこそムリーヤが破壊されたことを公式に認めたウクライナ政府ですが、実は、公式発表前から同機が破壊されたという情報が出回っていたのです。
そのきっかけとなったのが、以下の衛生写真(画像)です。
Some reports saying that AN225 was destroyed pic.twitter.com/5Jswr0Uocg
— Galo (@gvspotter) February 27, 2022
中央の写真には炎上する機体が写されており、ネット上ではこの機体の検証が有志によって行われていたのです。
その結果、機体の大きさや特徴から、炎上している機体がムリーヤと”断定”されたというわけです。
なお、ムリーヤの被害状況については高度な専門性および機密性を帯びていることから、現在の時点では詳細は公表されていませんでした。
世間の反応
ウクライナで最も価値があるモノの一つだと思う。
大げさではなく世界の何処かが危機になると、
救援物資をいち早く運んでくれる救世主のような存在。
専門家が見ないと分からないということは
見るからに大きな破損ではないことを信じたいけど……燃えたというのも気になるし……
世界唯一の貴重な機体だから
復活して各国からの支援物資をウクライナに運んでほしい。
再び平和が訪れて、実際に再建される事になったら、
雀の涙だが寄付させて頂きたい。ムリーヤはこれまで、平和の為に活躍してくれた。
この機体でなければ迅速に運べないものは世界に沢山ある。
「ムリーヤ」の意味は?東日本大震災時には日本に支援も
「ムリーヤ」の意味について調べたところ、ウクライナ語で「夢」という意味であることが分かりました。
世界最大の輸送機がキエフ近郊で焼ける 世界に1機、宇宙船の運搬用 https://t.co/5HWbyIznTq
ウクライナメディアは、キエフ近郊の空港に駐機していた世界最大の航空機「アントノフ225ムリーヤ」が焼けたと報じました。ムリーヤはウクライナ語で「夢」という意味で、世界に1機しかありませんでした。
— 朝日新聞 国際報道部 (@asahi_kokusai) February 27, 2022
ムリーヤは”輸送機”という使命を持って誕生していることから、主に物資の支援など人道的な目的で活用されました。
それは日本も例外ではありません。
実は、2011年3月11日に東日本大震災が発生した際にも、ムリーヤは緊急設置電源などの支援物資を輸送していたのです。
アントノフは東日本大震災後に緊急設置電源を日本に運ぶ役割を果たした。もしなければ、2011年は夏も計画停電に見舞われたことだろう。いくつの日本人の命を救ったか知れない。
やり切れない思いだ。— ebi kosuke (@ebi_kosuke) February 27, 2022
https://twitter.com/NuuupyKabu/statuses/1497951032705695745
つまり、ムリーヤは日本にも大きな”夢”を運んでくれた機体であり、日本人も敬意を表すべき存在というわけです。
世界各地に支援物資を運び続けたムリーヤの損失は世界規模の損失と言えるでしょう。
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