こんにちは。坊主です。
今回は、ユダヤ人のアーノルト・ファンデンベルフを取り上げます。
「アンネの日記」で知られるアンネ・フランクがナチス・ドイツによって収容所送りにされ、その結果、非業の死を遂げたことは誰もが知るところでしょう。
しかし、収容所送りにされる直前までアンネは隠れ家で過ごしていたため、その存在がナチスに知られることはなかったはずでした。
ところが、”ある人物”の密告によってアンネの所在が露見してしまいました。
実が、アンネの隠れ家をナチスに密告したとされる人物がアーノルト・ファンデンベルフなのです。
一体、アーノルト・ファンデンベルフとはどんな人物なのでしょうか?
アンネ・フランクを密告したのはアーノルト・ファンデンベルフの可能性大
アーノルト・ファンデンベルフについて、「時事通信」は次のように報じています。
アンネ裏切りの密告者、特定か
名指しされたのは、比較的無名のユダヤ人公証人アーノルト・ファンデンベルフ。研究チームのメンバーは17日のオランダ紙NRCに対し、自分の家族を守るため、フランク一家を裏切った可能性が「極めて高い」と述べました。https://t.co/GYIJpoIGBe
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) January 17, 2022
海外の報道によると、ナチスはオランダに侵攻した際、アーノルトはユダヤ人および隠れ家に関する情報をナチスに引き渡す役目を命じられたと言います。
ユダヤ人であるアーノルトが同胞のユダヤ人を裏切った理由は、ヴァンベルグで暮らしていた妻と子供のためでした。
実は、アーノルトが任務を確実に遂行した場合には、家族の安全と自由をヒトラーから保証されていたのです。
係る事情から、彼はアンネ・フランクを含む同胞の情報や隠れ家をナチスに提供したというわけです。
結果から見れば、彼がユダヤ人を裏切ったことは事実です。
しかし、家族を人質に取られていた背景から、アーノルトに同情する声も少なくありません。
今回の報道に際して、日本でも彼を擁護する声が多数見受けられます。
「どちらの命を助けるか?」という問いは究極の2択であり、これに正解があるとは言えないでしょう。
世間の反応
崖から落ちそうな2人の子供がいる
一人は我が子
一人は他人どっちを先に助ける?
そう言う事だよ
密告者アーノルトファンデンベルフのその後の生涯が知りたい…
あくまで可能性であって、
証拠が見つかったわけではないと海外メディアでは報道されています。
顔画像+Wikiは?家族(子孫)は?
アーノルトの顔写真(画像右)がこちらです。
アンネ フランク一家をナチに売ったのはArnold van den Bergというアムステルダムの著名ユダヤ人ビジネスマンだったという説が発表された。
同じユダヤ人に裏切られたなら本当に情けない話だろうがユダヤ人にも当然の事ならがいろいろな人がいるという事だ。https://t.co/6VgpfVLxbQ
— ゆずる.Y (@recorderchan) January 17, 2022
彼はアムステルダムでは有名な実業家で、地元では名士(人格者)として知られていたと言います。
ただ、アーノルトのWikipediaは存在しておらず、詳しい経歴やプロフィールは不明なのです。
家系(系譜)についても何ら情報がないことから、家族(子孫)が誰であるのかも分かっていないのが現状です。
アーノルトは1950年に咽頭癌で亡くなっています。
しかし、アーノルトに子供がいた事実は既に確認されているため、彼の子孫がいる可能性は高いと言えます。
ちなみに、以下のサイトによると、彼の純資産は1,000万~5,000万ドルと記載されていました。
(h)ttps://heightzone.com/60-minutes-arnold-van-den-berg-wikipedia-anne-frank-betrayer/
これは現在の紙幣価値に換算すると、11億~57億円と推定され、アーノルトが桁違いのセレブであったことが窺われます。
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