こんにちは。坊主です。
今回は、明治時代に実在した超能力として知られる長南年恵(おさなみ としえ)さんを取り上げます。
『ダークサイドミステリー』が放送されてたらしく
明治時代の千里眼・三船千鶴子の回が録画されてましたそして6月8日(水)の『何だコレミステリー』で
似た感じのものが放送されます。不可思議な力で病を治す謎の女性・長南年恵
録画予約です!#ダークサイドミステリー#何だコレミステリー pic.twitter.com/B5H56OHiEL
— 中武優 (@nakatake_yu) June 6, 2022
名前の読み方は「ちょうなん としえ」とする説もある。
数々の奇跡を起こしたと伝えられる長南さんですが、2022年6月8日放送の「世界の何だコレ!?ミステリー」にて、彼女の活躍が特集されます。
一体、長南年恵さんとはどんな人物なのでしょうか?
長南年恵の奇跡はアポーツ現象
長南さんが起こしたとされる主な奇跡がこちらです。
〈1〉小便・大便を全くしなかった
〈2〉20歳頃からほとんど食事を摂らなかった
〈3〉食事は生水と生のサツマイモを少量のみ
〈4〉汗や垢もほとんど出なかった
〈5〉夏場でも蚊に刺されなかった
〈6〉風呂に入らなくても髪や身体は常に清潔だった
〈7〉一升瓶15本分もある水の入った大樽を軽々と運んだ
〈8〉何もないところから水や薬、お守り、経文などを出現させた
長南さんを語る上で避けて通れないのが〈9〉の「何もないところから物を出現させた」という部分です。
特に彼女が出現させた水は”霊水”とされ、万病に効くとして多くの患者を救ったと語られているのです。
「何もないところから物を出現させる」というエピソード自体は世界各地でも報告例があり、この現象は「アポーツ現象」と呼ばれています。
アポーツ現象はG・ビロー博士によって1815年に初めて観察されており、その原理は、アポーツされる物体がいったん分解された後で再結合されると考えられています。
(h)ttps://rokuzigenkai.com/mystery-experience/
アポーツ現象では物体が分解後に再結合されるという特性から、物体が物体を”透過”するとも解釈されてます。
科学界でもアポーツ現象を証明する実験が行われており、オリバー・ロッジ氏が傍証実験を成功させています。
イギリスの名門バーミンガム大学の総長で
世界的物理学者であるオリバーロッジは
断言する「目に見えない世界こそ実在で
目に見える世界は虚像である」と pic.twitter.com/Jp06WrrOB5
— ぼんくら (@h3waYfgUpILMiS5) July 6, 2021
オリバー氏は、材質が異なる木製のリング2つを交差させる実験を提案し、これが成功しているのです。
これによって、アポーツ現象が実際に起こることが証明されたと主張しているというわけです。
世間の反応
超能力の真贋を巡って裁判になった唯一の事例。
この人の超能力って本物だったのかな?
一流のマジシャンならトリックとか見破れそうだけど。
調べてみたら山県の鶴岡市出身なんだ。
自分も鶴岡だけど全然知らなかったw
アポーツ現象にトリックあり?ネタバレは?
数々のアポーツ現象を起こした長南さんですが、彼女の超能力を疑う人間からはトリックの可能性が指摘されています。
当時の司法関係者(弁護士)も彼女の超能力を疑っており、その真贋を巡って実証実験まで行われているのです。
それが”霊水実験”です。
この霊水実験において、長南さんは全裸にされた上で身体検査を受けており、何も隠し持っていないことが確認されていました。
その状態で彼女は空き瓶だけを持たされ、空き部屋の密室空間に入り、霊水の出現実験が行われているのです。
霊水実験が開始されてから5分後、彼女が手にしていた空き瓶は”濃い黄色をした霊水”で満たされていたと言います。
この実証実験の結果を以て、長南さんのアポーツ現象が本物だとされているのです。
確かに、実験開始前に彼女は全裸の状態で身体検査を受けています。
そのため、一見すると不正な不可能のように思えます。
ただ、懐疑派の人間は「自分の尿を空き瓶に入れたのではないか?」と考察しているのです。
(h)ttps://www.nazotoki.com/chonan.html
上記記事によると、記者が霊水の入った瓶を触ったところ「生ぬるかった」と証言していたようです。
この方法であれば、密室空間で霊水を出現させることは可能となります。
また、同記事では、長南さんに関する奇跡のエピソードの信憑性にも疑問を呈しています。
というのも、これらの伝説的なエピソードは彼女の弟や信奉者によって伝聞されているものがほとんどであり、公平性に欠けることが指摘されているのです。
例えば、弟の雄吉さんによると、長南さんが祈りを捧げると、10分後には空き瓶が虹色に輝き出し、霊水で満たされたとされています。
しかし、この様子を記事にした大阪朝日新聞の紙面には、霊水が出現したのは祈祷が開始されてから4時間後のことだったと記載されているのです。
霊水が出現した時間に大きな相違があることから、長南さんに関するエピソードは信憑性が低いと考えられているというわけです。
もちろん、これは個人の見解に過ぎず、上述した内容を長南さんがトリックとして使用していたという事実は一切確認されていません。
死因や子孫は?
長南さんは1907年10月29日に43歳で死去されています。
自分が亡くなることを2ヵ月前に予言していたと言われている彼女ですが、死因は「結核」とされています。
https://twitter.com/kamo1868/status/924419146858708992
これは長南さんが吐血や喀血を繰り返していたためで、この症状が結核と同じだったからです。
しかし、「死因=結核」は通説であり、真実ではないことに注意が必要です。
なお、彼女は生涯未婚であり、夫や子供はいませんでした。
よって、子孫はいないことになります。
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