こんにちは。坊主です。
2022年8月28日、東京拘置所に収監されている確定死刑囚の男が、国を提訴する意向であることが報じられました。
一体、この死刑囚とは誰なのでしょうか?
また、国を提訴する理由は何だったのでしょうか?
14年間、カメラで監視された死刑囚が提訴へ
国を提訴する意向である死刑囚について、「朝日新聞DIGITAL」は次のように報じています。
14年間、カメラで監視された死刑囚が提訴へ 「着替えも排泄も」 https://t.co/mhyIc1RDvm
24時間カメラで監視され続ける――。
東京拘置所に収容中の確定死刑囚の男性が、プライバシー権の侵害だとして、国に約1900万円の賠償を求める訴訟を、近く東京地裁に起こすことが分かりました。 pic.twitter.com/PNAIKW6OOS
— 朝日新聞デジタル (@asahicom) August 28, 2022
同記事によると、提訴の理由は「プライバシー権の侵害」でした。
この死刑囚は2007年に東京拘置所に収容されていますが、その部屋の天井にはカメラが設置されていたのです。
これにより、死刑囚の行動は24時間体制で監視されることになり、着替えや排泄の時でさえも撮影されていたと言います。
こうした事態が14年間も継続しており、一連の監視および撮影が死刑囚のプライバシー権を侵害しているとして、今回の提訴に踏み切ったようです。
世間の反応
これは死刑の延期が目的の提訴ではないだろうか。
最高裁の判断が必要になるような難しい問題だと思う。
そういう死刑囚だからこそ
14年間も刑が執行できないのではないか。収監後これまでの行動を調査すると面白いかも知れない。
が、それは罪に対する反省の念がないという事。
受理しないということはできないのだろうか。
あるいは、刑の執行は裁判とは関係なく行うべき。
この方がどのような事件で死刑が確定したかは分かりませんが、
死刑確定に至る罪を犯したと判断されたのでしょう。本人の証言のみによる判断材料のみだと冤罪なども考えられますが、
物的証拠などが揃っているのであれば死刑確定は法に定めた期日以内に刑の執行をすべきです。この方の14年も歴代から現在までの法務大臣が執行に躊躇する理由はなんなのでしょうか。
〉男性は2013年に殺人罪などで死刑が確定した。
そんな前に死刑が確定したのに未だ執行されないのが不思議。
これだけ長い月日が経っているのは何故なんだろう。
被害者やご遺族からすると一早く執行してもらいたいのではないか。
死刑囚のプライバシー云々よりそこが気になる。
法のもと死刑が確定したのだから
執行まで10年近くもかけるべきではないと思う。
※「Yahoo!ニュース」より引用
2013年に死刑確定の死刑囚は誰?名前の特定は?
報道によると、国を提訴する死刑囚は2007年に一審で死刑判決が下され、2013年の最高裁でこれが確定しているようです。
そこで、2013年に死刑が確定した事件を調べたところ、以下の3つの事件が確認されたのです。
〈1〉架空請求詐欺仲間割れ殺人事件
〈2〉前橋スナック銃乱射事件
〈3〉姫路2女性殺害事件
※「https://ja.wikipedia.org/wiki/日本における収監中の死刑囚の一覧」参照
これらの事件の内、2007年に一審で死刑判決が下されており、なおかつ、2022年現在も死刑が未執行である死刑囚を考慮すると、〈1〉の「架空請求詐欺仲間割れ殺人事件」が該当すると思われます。
「架空請求詐欺仲間割れ殺人事件」において、最終的に死刑判決が確定したのは「清水大志」「渡辺純一」「伊藤玲雄」の3人です。
しかし、渡辺純一は今回の候補からは外れます。
なぜなら、2007年の一審では渡辺に無期懲役が言い渡されているからです。
2007年の一審で死刑判決を受けたのは清水大志と伊藤玲雄の2人だけです。
つまり、今回の提訴は清水もしくは伊藤のどちらかだと考えられるというわけです。
主犯である清水および事件の概要がこちらです。
渡辺純一・清水大志・伊藤玲雄 架空請求詐欺仲間割れ事件 2004年10/13〜16 幹比べ取り分が少ない事に不満を募らせ、清水死刑囚ら幹部から現金を強奪を計画。計画を知った清水死刑囚らは、メンバーに暴行を加え殺害。死者4名 pic.twitter.com/A06yCqT7if
— 日本の確定死刑囚bot (@sikei_syu_bot) June 26, 2022
ただ、現在の情報だけでは、どちらが国を提訴する死刑囚なのかまでは特定できていないのが現状です。
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