こんにちは。坊主です。
2021年10月21日、「週刊新潮」が甲府市で起きた事件について、犯人の名前(実名)と顔写真を公開しました。
新潮によると、逮捕された少年の実名は「遠藤裕喜」(19歳)とのこと。

一体、遠藤裕喜とはどんな人物なのでしょうか?
本件記事の内容は週刊新潮が掲載した記事の一部となっています。
遠藤裕喜の人物像や事件の核心に迫る内容については、
新潮の本紙もしくはWEB版(Kindle版)をご購入ください。
目次
週刊新潮:遠藤裕喜の顔写真(素顔)は?
少年の実名を公開した新潮ですが、本紙では裕喜の顔写真も掲載されています。
しかし、WEB版の新潮では裕喜の素顔は未だ公開されていないのです。
そのため、現在の時点で確認できているのは、以下に掲載する中吊り広告の写真のみとなってます。
週刊新潮2021年10月28日増大号 https://t.co/e1ObV6gLiC
▼甲府夫婦放火殺人
「19歳生徒会長」闇の奥の素顔
犯行当日の地元紙を飾った「学園祭の雄姿」
被害家族「長女」に好意で「ティファニー」贈り物
LINEブロックに「殺意」暴発で「一家4人を殺す」
父親の「窃盗逮捕」で「両親離婚」「不登校」 pic.twitter.com/pWofQsDJ4r— ざら速(ザラ場速報) @ときどき仮想通貨 (@ZARASOKU) October 20, 2021
この広告の写真では裕喜の顔に目線が入っており、素顔が判別できない状態となっています。
新潮のWEB版(Kindle版)では既に裕喜の素顔が掲載されていますが、
著作権の関係上、本記事に転載することができません。
ただ、WEB版の新潮では以下の写真も併せて掲載されていました。
定時制生徒会長の遠藤裕喜さん#山梨日日新聞#令和3年10月12日 pic.twitter.com/Cv29ZnRmqe
— 裁判傍聴ひとりごと (@CBUx7zzpehFO3Im) October 20, 2021
上記の通り、遠藤は「山梨県立 中央高校」の定時制に通っており、生徒会長を務めていたようです。
裕喜の素顔については一般報道で顔写真が確認され次第、追記します。
世間の反応
これは死刑になってもおかしくないから
実名と顔写真出してもかまわないと思うわ┐( ̄ヘ ̄)┌下手すると、
姉妹二人も危なかったし
18歳で大人
責任ある行動無き者の今現在が必要だ
実名も顔写真も掲載すれば良い、
サイコパスは良心を持ち合わせていないので、
反省心が無いから更正は出来ない。再犯率が高い。
少年法にも極刑が適用できるように法改正を望む。
生い立ちは?
新潮の紙面を読んだ人間により、裕喜の生い立ちが以下の通りであることが分かりました。
144 :ニューノーマルの名無しさん:
2021/10/21(木) 06:57:51.57
ID:nLt0qF/o0.net[1/2]読んできた
実名と顔離婚したので中学までは父方の苗字
定時制では生徒会長
みんな嫌がるので押し出された生徒会長
不良系か不登校系かに二分されてて後者
暗くていつも一人
被害者にはティファニーを送り付けたことあり
しつこいのでLINEブロックされた それで殺意
警察は容疑者を把握してたので自首じゃなくて出頭
来春18歳少年法改正なので裁判になり実名に変わる
その第1号になる
※「http://ai.2ch.sc/test/read.cgi/newsplus/1634763762/」より引用
上記の通り、裕喜の両親は既に離婚しており、現在の「遠藤」は母方の姓のようです。

新潮によると、父親は窃盗容疑で逮捕されたことがあり、これがきっかけで両親は離婚したとのこと。
父親が窃盗で逮捕されたのは、裕喜が小学2年生(7歳~8歳)または3年生(8歳~9歳)の頃。
つまり、2009年~2011年に父親は窃盗罪で逮捕されていることになります。
取材に応じた祖母によれば、両親が離婚したのは裕喜が小学6年生の頃(11歳~12歳)とのこと。
つまり、2013年~2014年頃に両親が離婚したことになります。
裕喜は父親が逮捕されたことで学校でイジメに遭い、不登校になっていたようです。
窃盗で逮捕された父親の名前(実名)は渡辺
窃盗容疑で逮捕された裕喜の父親ですが、一体、どんな人物なのでしょうか?
そこで、この人物について調べたところ、爆サイでは、2018年に発生した給湯器窃盗事件との関与が指摘されていたのです。
#473 2021/10/21 00:36
給湯器窃盗154件
容疑の男追送検 山梨2018/4/24 07:07
韮崎署は23日、
韮崎市大草町のアパートから給湯器1台を盗んだとして
窃盗容疑で逮捕、起訴された甲府市千塚、リフォーム業、佐藤××被告(37)を、
このほか県内で計154件、
同様の盗みをした窃盗容疑で追送検したと発表した。
※「https://bakusai.com/thr_res/acode=4/ctgid=104/bid=1801/tid=9922568/p=1/tp=1/」より引用
給湯器を窃盗した犯人の姓は「遠藤」であり、この点は裕喜の苗字と一致しています。
しかし、この人物は裕喜の父親ではないと思われます。
というのも、新潮の報道によると、父親の苗字は「渡辺」とされているからです。
事実、裕喜がかつて両親と共に暮らしていた自宅の表札には「渡辺」と記されており、これは父親の苗字です。
離婚後、裕喜と母親は当時の自宅を出ており、
父親も2017年頃にその家を出ています。
つまり、2018年に給湯器を盗んで逮捕された遠藤は、裕喜の父親とは無関係と判断できます。
また、裕喜の両親は父親の窃盗事件が原因となり、2013年もしくは2014年頃に離婚しています。
両親の離婚時期から考えても、2018年に窃盗で逮捕された遠藤は本件とは無関係な人物だと考えられます。
ただ、新潮の報道によれば、父親が給湯器を盗んで逮捕されたことは事実のようです。
当時の報道では「給湯器2台盗んだ疑い」という見出しで新聞でも報じられたと言います。
5chでは問題の報道が掘り起こされており、当該人物として「渡辺××」という名前が挙げられていました。
報道の内容が新潮と一致していることから、この人物が裕喜の実父だと思われます。
父親は本件事件とは無関係であるため、名前を公表することは避けますが、当時の年齢から察するに、2021年現在は41歳~42歳と推定されます。
真偽不明な情報やデマに注意
爆サイや5ch(2ch)などの匿名掲示板では、裕喜および家族に関して真偽不明な情報が散見されます。
例えば、少年の実名については「望月」という情報が投稿されていました。
#442 2021/10/20 22:31
犯人の名字て、「望月」でおk?
※「https://bakusai.com/thr_res/acode=4/ctgid=104/bid=1801/tid=9922568/p=2/tp=1/」より引用
さらに、父親の名前に関しては「三好」という情報が確認されているのです。
#469 2021/10/21 00:31
>>466
この犯人は、×××中学校出身で、
旧姓父方の「三好」で現在 母方の「遠藤」姓か!
※「https://bakusai.com/thr_res/acode=4/ctgid=104/bid=1801/tid=9922568/p=1/tp=1/」より引用
新潮もネットのデマ情報を危惧しており、無関係な人物が、犯人やその家族として晒される危険性があります。
本件記事は、真偽不明な情報によって無関係な人物が巻き込まれることを未然に防ぐ意図で投稿されています。
新潮が少年の実名や生い立ち、そして父親の苗字や窃盗事件を報じたことで、ネット上に散見される情報のいくつかはデマであることが証明されました。
真偽不明な情報やデマに惑わされないためにも、正確な情報は新潮の記事(本紙・WEB版)をご購入ください。
本件記事は、
無関係な人物が犯人として晒されないことを目的として遠藤裕喜について言及するものです。
そのため、
裕喜の両親や近親者などの本件とは関係ない人物に関する投稿はお控え下さいますようお願い申し上げます。
少年法が禁止している未成年者の実名報道について
少年法によって未成年の実名報道が禁止されていることは、既に世間の多くが知るところでしょう。
しかし、少年法が未成年の実名報道を禁止する範囲の中に「逮捕された段階」は含まれていないのです。
これは同法61条が次のように規定されているからです。
(記事等の掲載の禁止)
第六十一条
家庭裁判所の審判に付された少年
又は少年のとき犯した罪により公訴を提起された者については、
氏名、年齢、職業、住居、容ぼう等により
その者が当該事件の本人であることを推知することができるような記事
又は写真を新聞紙その他の出版物に掲載してはならない。
※「https://legalus.jp/criminal/juvenile_cases」より引用
上記の通り、実名報道が禁止されているケースは以下の2点のみなのです。
〈1〉家庭裁判所の審判に付された未成年
〈2〉未成年の時に犯した犯罪によって起訴された人物
※起訴された時点の年齢は問わない
上記の通り、少年法は「逮捕された段階」における実名報道を禁止しているわけではないのです。
それにも拘わらず、報道機関が逮捕時点で未成年の氏名を公表しない理由は、これがマスコミによる自主規制だからです。
つまり、今回の事例のように、新潮が未成年の実名を報道したとしても、それは法律に違反する行為ではないということになります。
未成年の実名報道に関する詳細な解説については、以下のURLを参照されたい。
https://legalus.jp/criminal/juvenile_cases
ちなみに、新潮の報道に対して山梨県の弁護士会は会長名義で抗議文を掲出しています。
さらに、裕喜の弁護を担当する伏見 彩弁護士も新潮の報道を痛烈に批判しています。
【2022年4月8日追記】犯人の実名が公開される
同日、犯人の少年が起訴されたことで実名が公表されました。
【速報 JUST IN 】甲府の夫婦殺害事件 19歳被告起訴 改正少年法施行で氏名初公表 #nhk_news https://t.co/rK6DGs0QLN
— NHKニュース (@nhk_news) April 8, 2022
公表された氏名は、既に週刊新潮が報じた通り、「遠藤裕喜」でした。
新潮に掲載された遠藤の顔写真(画像)がこちらです。
週刊新潮で公開された氏名は
遠藤裕喜です。
19歳はニジケンノモリでは大人料金で、匿名は既得権です。凶悪事件を起こしておりますので、刑務所及び少年院の民営化、は絶対ですので、
「#少年法は既得権」という言葉を広めましょう。 pic.twitter.com/urmqubMzXO— ボックス影法師L (@L19068648) October 21, 2021
従来の少年法では未成年の実名報道は禁止されていましたが、改正少年法が2022年4月1日に施行されたことで、同日以降に起訴された未成年は実名での報道が可能となったのです。
最近のコメント