こんにちは。坊主です。
2022年1月27日夜、沖縄警察署が大勢の若者に囲まれ、投石される事件が発生しました。
沖縄警察署が爆竹投げ込まれて襲撃されているんですが… pic.twitter.com/Qu0JVdoUIn
— 自由空軍ISAF (@ISAF53807632) January 27, 2022
沖縄警察署を包囲した若者は約300人と報じられており、投石を受けた警察署は窓ガラスが割られるなどの実害が生じています。
実は、これほど多くの若者が警察署に結集した理由は、SNS上で拡散されている”ある疑惑”が発端だったのです。
一体、その疑惑とは何だったのでしょうか?
目次
沖縄の警察官が高校生(17歳)を警棒で殴り眼球破裂の大けがを負わせた?
暴動の発端となった疑惑について、「朝日新聞DIGITAL」は次のように報じています。
【SNSで拡散】沖縄の警察署で投石騒動、一時は若者約300人集まるhttps://t.co/I5jUN3BPr7
「暴走行為をしている」との通報でかけつけた警察官と接触し、バイクに乗っていた高校生が眼球破裂などの大けがをした。SNSでは「高校生が警察に殴られた」と拡散されており、署は「状況を精査中」とした。 pic.twitter.com/wmVEqmw4nx
— ライブドアニュース (@livedoornews) January 28, 2022
同記事によると、ある高校生(17歳)が暴走族のメンバーと勘違いされ、警察に警棒で殴られたことで眼球破裂の大けがを負ったという”真偽不明”の情報がSNS上で拡散されていたようです。
拡散された情報には、眼球が破裂した高校生の顔写真も添えられており、「警察が暴行事件を隠蔽しようとしている」という趣旨の文章も掲載されていたのです。
この真偽不明の情報が端緒となり、当該情報が次々と拡散され、最終的には若者300人が結集し、事件を隠蔽した警察への報復を開始したというわけです。
ただ、警察官が無実の高校生を警棒で殴ったという事実は確認されておらず、情報のみが先行しているのが現状です。
負傷した高校生が眼球破裂の大けがを負ったことは事実ですが、その経緯については”単独事故”と報じられていのです。
僕の甥っ子が暴走族グループと間違われて警察官に警棒で叩かれて眼球破裂で失明してしまいました!ニュースでは制止を振り切ってと言ってますが実際はいきなりだったみたいです!たY YouTuberの沖縄サムライさんが当事者を呼んで動画アップしてるので見て下さい。#沖縄サムライ #沖縄事件 pic.twitter.com/Y0d6DGE7nW
— なにわ友あれ (@OkrbPandaman) January 28, 2022
この報道によると、「バイクが暴走行為をしている」との通報を受けた警察が現場に臨場したところ、現場付近を走行していた高校生を目撃したため、職務質問を理由に停車を求めたそうです。
ところが、この高校生は警察の制止を振り切って逃走しました。
しかし、逃走からわずか4分後に「事故を起こしてけがをした」と高校生自らが119番通報をしているのです。
高校生自らが「事故を起こした」と自供していることから、SNS上で拡散されている「警察官に警棒で殴られた」という情報はデマと判断できます。
もし係る疑惑が真実であれば、暴行に及んだ警察官は逮捕されるでしょう。
世間の反応
なぜ逃げた?
真意は分からないが、
警察官も向かって来られたら警棒くらい使うよ。警察官に責任転嫁されない事を願う。
接触事故起こして逃亡、逃亡中に勝手に大怪我。
警察官に落ち度なし。
相手が誰であろうと、
襲ってきたら自分の身を守るために警棒を使うのは当たり前の事。アメリカなら銃で撃たれているのに、日本は甘い。
警察署へ投石って、
どこの国だと思ったらまさかの日本で驚きました。真実を理解したうえでの行動なのでしょうかね、
SNSの危うい側面のような気がします。
【追記あり】眼球破裂事件の高校生は誰?名前+顔画像+高校はどこ?
警察官に警棒で殴られたとされる高校生とは誰なのでしょうか?
そこで、この高校生について調べたところ、以下のツイートが確認されたのです。
昨日の出来事、
警察官が警棒で殴って、
そのあと事故処理で済ませようとする警察官彼は今手術中、片目失目、失神してる状態で見つかってます。
回して欲しいです。
事故処理で終わらせようとしてるので。
※「(h)ttps://twitter.com/KumYPvApYgZldox/status/1486624777930371073」より引用
当該ツイートには負傷した高校生の顔写真も添付されていましたが、その内容を鑑みて、敢えて写真(画像)は掲載していません。
このツイートのリプライには高校生を知る人物とのDM画像も掲載されており、そこには高校生の名前と思しき情報も記されていました。
当該ツイートは既に削除されており、
現在では閲覧することが出来なくなっています。
【追記】
以下のURLより高校生の顔写真をご覧いただけます。
参照先:(h)ttps://twitter.com/aniki_enbu/status/1486999946490302465
しかし、高校生の名前には加工処理が施されているため、具体的な名前は特定できていないのが現状です。
また、高校名も特定には至っておらず、SNS上で拡散されているのは「無実の高校生が警察官に警棒で殴られて眼球が破裂した」という部分だけなのです。
そのため、一部からは「フェイクニュースなのではないか?」という疑念とともに、SNS上の疑惑に対して冷ややかな声が上がっています。
私が現時点で知り得た情報をまとめると、
・高校生が深夜バイクで暴走行為
・警官の制止を振り切って逃走→単独事故起こす→眼球破裂
・友人が「警官に殴られた」と嘘を拡散
・騙されたバカが300人集結合ってます? ( ´△`)? https://t.co/VWnYCnL11a
— むつのかみ@ 2/6 東京新聞杯&きさらぎ賞 /「むつ」と呼んでねー (@F_mutsunokami) January 28, 2022
https://twitter.com/takigare3/status/1486854265154912261
眼球が破裂した高校生の素性こそ不明ですが、一部では「安慶田」(あげだ)という地名が挙げられていました。
https://twitter.com/syuma20030222/status/1486874475031588869
「安慶田の17歳」という表現から察するに、この安慶田は高校生が住む地域と考えるのが普通でしょう。
そうすると、この高校生は安慶田周辺の高校に通っていた可能性が高くなります。
高校生の名前が判明か?
Twitter上では高校生の名前と思しき情報が確認されました。
警官にやられて血を流して倒れていたアイキさん。この酷い状況にも関わらず警官はこの場から逃走してます。もちろん犯罪警官なので、救急車は読んでません。友達の●●さんが救急隊員に場所を教えました。 https://t.co/JFJQnpmMwO pic.twitter.com/mAHxeRmCxL
— オキナ和コスピリッツ(公認) (@okinawakosupure) January 27, 2022
このツイートによると、高校生の名前として「アイキ(あいき)」という情報が上げられています。
ただ、これを裏付ける確証は得られていないため注意が必要です。
【追記】高校生の祖父が眼球破裂について反論
これまでの報道を踏まえると、高校生は単独事故を起こした際に眼球を破裂した可能性が高いと読み取れます。
事実、この高校生は「事故を起こしてけがをした」と自ら119番に通報しているのです。
しかし、本人の弁によると、「実際には警棒で殴られたが、救急車を呼ぶ理由を説明できなかったことから咄嗟に自損事故を起こしたことにした」(要旨)とのこと。
自業自得だろ。
【続報】「視力は戻ることがないと言われた」右目大けがした高校生の叔父 事実解明を訴え(沖縄テレビOTV) https://t.co/zSI2ryrmbv
— しろみつちゃん (@dokokanomed) January 28, 2022
また、高校生の祖父は、被害に遭った孫の目には”棒状の痕”が残っており、その時の写真も保存していると証言しているのです。
この棒状の痕が警棒と一致すれば、高校生が警棒で殴られたという主張を裏付ける客観的な証拠となるでしょう。
ただ、高校生が搬送される際の画像では、「目元に打撲痕は確認できない」という声も上がっていました。
勝手にですが、
打撲跡がなく頬に広範囲の擦り傷がある眼球破裂少年をどうぞ
※「(h)ttps://twitter.com/1224Noepi/status/1486977638585749504」より引用
上記ツイートのURLには高校生の顔写真が掲載されているため、
自己責任の下でご覧ください。
被害者サイドは警察による暴行(傷害)を主張していますが、それが裏付けられれば、沖縄警察の威信を揺るがす一大スキャンダルとなるでしょう。
眼球破裂により右目が失明した男子高校生と接触した男性警察官(29歳)が、
接触時、手に警棒を持っていた事実が明らかになりました。
ただ、
この警察官が高校生と接触した時、
どちらの手で警棒を持っていたのかまでは解明されていません。
現在の時点では本件が”事故”なのか”事件”なのかは不明です。
もし警察官が警棒で”故意”に殴ったのであれば、
本件は傷害事件となり、当該警察官は逮捕される可能性があります。
しかし、
高校生が警察官の制止を振り切った際に、
警棒が右目に当たったのであれば本件は”事故”となります。
ただ、
本件が事故の場合でも、
警察官が業務上必要な注意を怠っていたと判断されれば、
業務上過失致傷が成立する可能性があります。
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