こんにちは。坊主です。
今回は、広島県 呉市の市議を務める谷本誠一氏を取り上げます。
2022年2月8日、谷本市議が飛行機に搭乗する際、マスク着用を拒否したために搭乗を断れていたことが報じられました。
一体、谷本誠一市議とはどんな人物なのでしょうか?
目次
呉市議:谷本誠一がノーマスクで飛行機から降ろされる
谷本市議が飛行機への搭乗を拒否された問題について、「KYODO」は次のように報じています。
広島県呉市議の谷本誠一かー
個人の思想はどうしようと構わないけど公で公の立場でやったらあかんでしょマスク拒否の呉市議降ろす AIRDO機内、北海道(共同通信)#Yahooニュースhttps://t.co/t6C77gswU9
— (・ω・)とんぼ (@niaril) February 8, 2022
同記事によると、谷本市議は乗務員からマスク着用を求められたものの、これを拒否したことで、同機の出発が定刻よりも約1時間10分遅れたようです。
マスク拒否に関して取材を受けた同市議は、「マスク着用の強制は明らかな憲法違反」と回答しており、今後もノーマスクの姿勢を崩していません。
個人の主義や主張に優劣は付けるべきではありませんが、それでも、マスクの着用を拒否したことで他の乗客に迷惑を掛けたことは事実です。
そのため、同市議の言動に対しては否定的の声が集まっています。
なお、搭乗を拒否されたのは谷本市議以外にも知人が1人いました。
その知人というのが、”反ジャーナリスト”を自称する高橋清隆氏なのです。
高橋氏も今回のコロナ騒動に疑義を呈する人物であり、マスクやワクチンに懐疑的な立場を取る1人です。
高橋氏については以下の記事をご覧ください。
世間の反応
主張する場を間違っています。
市議会議員なら頑張って国会議員になって憲法改正や解釈変更するか、
裁判所に訴えて違憲判決を出して貰えば良い。本来、地方自治で迷惑防止条例等を裁決する立場の人間が法を守らず主張するなんて笑止千万。
航空法で定められる機長の権限は安全に航行する為に必要なものですので、
周囲の旅客に不安を与え公序を乱すなら降機させられて当たり前です。以前AIRDOでは洞爺湖サミットの時に
ダイナマイト持っていると騒いだ旅客に対して遅延したり欠航した損害賠償を裁判所に訴えた事例もありますので
容赦なく損害賠償を求めて頂きたいものです。
我々国民が法令遵守するのと同じく、
機長には機内や運航に支障なく安全な航行を遂行する上での権限があります。憲法云々ではなく『機長権限』です。
いわば管理権。
議員さんなら屁理屈言わず率先して安全な航行に協力をすべき。
このご時世、
近くにマスクをしていない人がいたら嫌でしょ、ふつう。もしくは自分が嫌じゃなくても
嫌だと思う人は多いだろうという想像はできるはず。他人が嫌がることはしない。
憲法以前の問題。
シルバーシートで老人に席を譲らなくても憲法違反じゃないが、
憲法以前の問題でしょってこと。
ノーマスクで反ワクチンだった
谷本市議について調べたところ、以下の動画が確認されました。
— 虚心 (@kyoshin005) December 24, 2021
同市議は演説の中で「新型コロナウイルスのパンデミックは偽装」と断言しています。
また、マスコミは裏の金融資本で操られているために、コロナやワクチンについてフェイクニュースを流布しているとも述べていました。
一連の偽装工作は政府・マスコミ・日本医師会によって主導されており、これに騙された国民が危険なワクチンを接種しているようです。
谷本市議は自身のFacebookでもワクチンの危険性を訴えており、この主張に共鳴する人間も多数確認されています。
同市議によれば、コロナの感染拡大は仕組まれたものであることから、ノーマスク(反マスク)という立場を取っているというわけです。
Facebookではマスクやワクチンの危険性を訴えている谷本市議ですが、今回のやり方では世間の賛同を得るどころか、更なる批判を招来する事態となっているため逆効果と言えるでしょう。
日本にも反マスク・反ワクチンを掲げる人間は一定数存在しています。
主義・主張は個人の自由であり、最大限に尊重されてしかるべきです。
しかし、それらの一部が公共の場で”ノーマスクデモ”を強行するなどして周囲の人間に不安や脅威を与えていることから、彼らの主張そのものよりも、倫理観の欠如やカルト性(反社会性)のみが先行している状況となっているのです。
https://twitter.com/1031hamano/statuses/1490916536604708864
いくら大義を掲げたとしても、その過程(手法)が間違っていれば、係る行為は対話ではなくテロと言えます。
反マスクや反ワクチンを訴えるのも結構ですが、まずは、相手と対話する姿勢を示す必要があるでしょう。
周囲への配慮を蔑ろにした今の状態を続けるのであれば、どんな大義を掲げたところで世間が耳を傾けることはありません。
経歴は?
谷本市議のFacebookより以下の経歴が明らかになりました。
〈1〉1956年5月5日生まれ
〈2〉広島県立 呉三津田高校 卒業
〈3〉呉市議会議員 民生常任委員会委員
本人のFacebookには結婚や家族に関する話題は投稿されていませんが、公式サイトより、妻子の存在が確認されています。
http://sss2001.net/old/cn18/pg149.html
同サイトによると、奥さんの名前は「久美子」さんといい、子供(息子)は「聖純(せいじゅん)」さんというようです。
【2月9日追記】飛行機の遅延は「機長を責めて」などと発言
谷本市議は記者会見を開き、今回のマスク拒否について次のように釈明しました。
“マスク拒否”市議 飛行機遅延は「機長を責めて」(2022年2月9日)
そんなにマスクを付けたくなければ飛行機に乗るなよ。
飛行機に乗りたいなら規則を守ってマスク付けましょう!! pic.twitter.com/33ySVDiodM— air (@air090816) February 9, 2022
自らの騒動で旅客機の離着陸が遅延したことに対して”一応の謝罪”こそしたものの、遅延の原因については「機長を責めて」などと発言していたのです。
あまりにも世間と乖離した思想と価値観から、同市議の言動に更なる批判が殺到する事態となっています。
谷本市議はコロナ騒動を偽装と断罪し、マスクやワクチンの危険性を訴え続けています。
この主張の真偽は別にしても、周囲の迷惑を顧みない態度を続けるのであれば、同市議はますます世間から嫌悪されるでしょう。
係る状況を踏まえれば、同市議がマスクやワクチンの危険性を懸命に訴えれば訴えるほど、マスク派およびワクチン派の人間を増やすという皮肉な結果を辿ると予想されます。
同市議の言動がきっかけとなり、ネット上では呉市民の倫理観を問う声も散見されます。
つまり、谷本市議の言動は世間に寄与するどころか、呉市民の評判さえも貶めているというわけです。
【2月10日追記】「コロナは闇の組織が仕掛けたもの」と主張
一連の騒動について谷本市議が「週刊女性PRIME」の取材に応じ、持論を展開しました。
【機内でマスク拒否】広島呉市議が“しない理由”を独占告白「コロナは茶番劇。闇の組織が仕掛けたもの」 : https://t.co/TNDWctAlKy #週刊女性PRIME #事件 #政治 #コロナウイルス
— 週刊女性PRIME (@shujoprime) February 10, 2022
同市議によると、今回のコロナは”闇の組織”が仕掛けたものであり、その目的は自分たち(特権階級)が利益を得るためだと説明していました。
その上で、コロナやPCR検査およびワクチンについて「エビデンス(科学的根拠)がない」と一蹴したのです。
エビデンスを重んじる谷本市議ですが、”闇の組織”の存在を証明するエビデンスは最後まで提示されませんでした。
あまりにも荒唐無稽な話であることから、SNS上では呆れた声が殺到する事態となっています。
闇の組織の陰謀…
中学2年生か???— リオ_FJs (@Lio_tomOK) February 10, 2022
https://twitter.com/GM1911/statuses/1491583329472331776
広島呉市民は目を覚ますべき。
この様な方に市議は任せられないのでは…。科学的な判断の欠如としか言いようが無い。闇の組織って何ですか⁇【機内でマスク拒否】広島呉市議が“しない理由”を独占告白「コロナは茶番劇。闇の組織が仕掛けたもの」(週刊女性PRIME) https://t.co/yozOr5Nv48
— ベルゼルガ (@the_shinkiro) February 10, 2022
自分が理解出来ない/理解したくない理由を「闇の組織の陰謀」というフンワリ設定で表現するの、夢見がちなバカ感がもの凄いけど、実際そんな人でも議員になれちゃう怖さってあるね。
— シゲヤス℗ (@am_bad_ass) February 10, 2022
世間の一般感覚として、”闇の組織”に類する話は陰謀論として認識されています。
アメリカにもこれと似た話として、「ディープステート」という”闇の政府”の存在が指摘されています。
アメリカの一部ではディープステートが世界を裏から牛耳っており、世界的な人口削減を極秘裏に実行していると主張されていますが、複数の学者や作家によってその存在は明確に否定されているのです。
一般的な感覚を持つ人間であれば、谷本市議の持論は到底受け入れ難いというのが普通でしょう。
今回の騒動で批判を集めている谷本市議ですが、実は、これと同じ主張を展開する政治家が存在しているのです。
その政治家というのが、福井県の県議を務める斉藤新緑(しんりょく)議員です。
同県議はワクチンを”殺人兵器”と明言しており、コロナ騒動については”闇の勢力”が計画したものと主張していました。
斉藤県議については以下の記事をご覧ください。
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