こんにちは。坊主です。
今回は、「株式会社 佐田」の社長を務める佐田展隆(のぶたか)さんを取り上げます。
オーダースーツにも拘わらず、19800円という破格の価格を実現させた佐田さんが「カンブリア宮殿」に出演されます。
低迷する紳士服業界に風穴を開けた企業が、オーダースーツSADAだ。
“安いのに着心地が良い”と、
ビジネスマンたちの支持を得ている。
客の好みを聞きながら、
全身約20か所を採寸、
高級テーラー並みに体にフィットしたスーツを仕立てて19800円からという破格の値段。自社工場で設計や裁断を自動化、コスト削減を実現した。
しかし、その歴史はまさに「茨の道」だった。
どん底からの逆転経営に迫る!
(2019年10月17日放送)
今回は、「茨の道」を突き進んできた佐田展隆さんについて調べてみました。
佐田展隆の経歴
佐田さんの経歴がこちらです。
1974年生まれ、東京都出身。
一橋大学卒業後、
東レ株式会社に入社。
2003年、
バブル崩壊後の経営回復のため、
株式会社佐田(本社最寄り:岩本町)へ入社。業績を黒字化させる。
その後はIT企業営業部、
コンサルタントとしての職歴を経て、
2011年に佐田に戻り、
2012年代表取締役に就任。
※「Career Groove」より引用
(2015年9月15日公開)
上記の通り、佐田さんは一橋大学を卒業後、「東レ」に就職していたのです。
「株式会社 佐田」は親族経営の会社でしたが、彼は家業を継ぐ気はなかったようです。
しかし、2003年に当時の社長(父親)から連絡があり、会社に呼び戻されたと言います。
東レ時代は営業職に就いていたため、彼は自社の商品を売り込むために東奔西走する日々を送っていました。
「株式会社 佐田」を赤字から逆転黒字にさせる
2003年に父親から会社に呼び戻された佐田さんですが、当時の会社は25億円の負債を抱えていました。
そのため、彼は父親に罵声を浴びせていたのです。
売上22億円で25億円の負債を抱えていて、営業赤字でした。
毎年金利だけで約1億円を支払わなければならず、
1億円近い経常赤字が出る状況です。最初の頃は
「こんな状態の会社に上場企業から呼び戻してどういうつもりだ!
俺の人生終わらせやがって!」
と父を罵っていました。
※「Career Groove」より引用
しかし、決意を固めた佐田さんは自身の営業力を生かして「北京製の製品」を売り込みます。
この北京製品は原価率が非常に低いため、1個当たりの利益率が大きかったのです。
ところが、「中国製」というイメージが悪いため、営業社員もほとんど結果を出せずにいたようです。
ただ、佐田さん本人は諦めることなく発破をかけ、周囲の人間を鼓舞し続けました。
その結果、3年間で黒字に転じたと言います。
しかし、いくら黒字に転じたと言っても、その利益は金利の支払いで全て消えてしまいました。
結果はついてきまして、
3年で経常黒字にまでなり、
営業利益を1億円くらい出せる会社になりました。
ただ営業利益が1億円あっても、
金利を払って終わり。元本は返済できません。
それまで、
従業員の給料カットや取引先への支払いの先延ばしなどをしながら、
金利だけを払って数年間生きていた会社でした。
※「Career Groove」より引用
さらに、苦難は続きます。
実は、会社が黒字化したことで労働組合の人間から「昇給」や「ボーナス」を要求され、挙句の果てには「ストライキ」の準備までされてしまったのです。
黒字化したと業界で噂になると、
取引先からは早く支払ってくれと言われ、仕入れを止められ、
労働組合からは昇給やボーナスの要求があり、
ストの準備までされてしまいました。
この時は流石にもうだめだと思いました。
黒字化したがために、
今まで味方だった人たちが敵になったような気持ちで、
その時期が一番精神的に厳しかったですね。
※「Career Groove」より引用
そして、トドメの一手となったのが、父親が隠していた借金と未払いの給料でした。
ただ、完了間際になって
父が隠していた簿外の債務、未払い給料が発覚し、
会社は残すが佐田家は追放となり、
父は自己破産して、
父も私も会社を離れることとなりました。
※「Career Groove」より引用
こうして会社から離れた佐田さんですが、2011年に再び呼び戻されることになります。
周囲からは止められたものの、彼は背水の陣で仕事に臨み、ある打開策を決行します。
それが直販店の拡大です。
本来であれば、取引先が存在するエリアで直販店をオープンさせることは業界のタブーです。
しかし、彼は敢えてそれを決行することで経営を軌道に乗せたのです。
登山もできるスーツを開発
佐田さんはスーツ姿で登山をしており、その様子を自身のYouTubeやSNSで公開しています。
彼がスーツ姿で登山する理由は、自社スーツの機能性をアピールするためです。
また、登山だけではなく「スキー」や「マラソン」にも挑戦しており、「定価格」かつ「高品質」なスーツを最大限にアピールしています。
Facebookから嫁+子供が判明
佐田さんのFacebookアカウントがこちらです。
上記の通り、彼は既に結婚していました。
そこで、Facebookを調べたところ、家族の写真が確認されたのです。
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