【真相+犯人】エリサラム事件の映像は逆再生?セシルホテルの今

時事

こんにちは。坊主です。

今回は、2013年にアメリカで発生した「エリサ・ラム失踪事件」を取り上げます。

本事件では香港の大学生だったエリサ・ラムさん(当時21歳)が宿泊先の「セシルホテル」から忽然と失踪し、その後、貯水槽から遺体で発見されています。

未解決事件として様々なメディアにも取り上げられている本事件が、2022年9月13日放送の「本当にあった(秘)衝撃ファイル」にて特集されます。

一体、「エリサ・ラム失踪事件」とはどんな事件だったのでしょうか?

エリサ・ラム失踪事件のエレベーター映像は逆再生だった?

エリサ・ラム事件を一躍有名になったきっかけは、以下に掲載する「エレベーターの映像」です。

エレベーター内に設置された防犯カメラには、不可解な行動を繰り返すエリサさんの姿が映されています。

彼女はエレベーターに乗り込むと、複数の階のボタンを押しました。

しかし、エレベーターの扉が閉まらないことを不審に思ったのか、彼女はしきりに外の様子を窺っています。

また、2:00辺りでは、まるで外に”誰か”がいるかのように身振り手振りを交えて会話しているようにも見えるのです。

こうした不可解な行動が防犯カメラの映像に残されていたことから、本事件は世界中の興味を引いたというわけです。

最終的にエリサさんは屋上にある貯水槽の中で死亡しているところを発見されました。

ただ、発見当時、屋上への扉(警報機付き)が施錠されていたことや、貯水槽の蓋が閉まっていたこと、さらに彼女が全裸であったことから、事件の特異性が増すことになったのです。

本事件については様々な考察がなされており、その一つとして「エレベーター内の映像は逆再生されていた」とする説があります。

実際に映像を逆再生した動画がこちらです。

この動画では、逆再生された映像に映るエリサさんの行動から”ある仮説”が提唱されていました。

その仮説とは、エリサさんが霊に取り憑かれてしまい、その影響で貯水槽に転落して溺死したとするものでした。

一見すると、突拍子もない仮説に思えますが、彼女が宿泊していたセシルホテルは”いわくつき”のホテルでした。

実は、セシルホテルは過去にも複数の事件が起きており、その中には自死や殺人も含まれていたのです。

同ホテルでは娼婦が殺害される事件も発生しており、その事件現場となった客室は「4階」「10階」「14階」にありました。

そして、エリサさんがエレベーター内で押していたボタンがこれらの階数と一致していたというのです。

このことから、彼女は被害者や殺人犯の霊が視えていたのではないかと動画の投稿者は主張しているというわけです。

無論、これは投稿者の見解に過ぎず、この仮説が科学的に証明されたわけではないことに注意が必要です。

世間の反応

以前にこの未解決事件見たけど、エレベーターの奇行が不気味でトラウマになった。

そろそろ新説とか新発見が聞きたいね。

事故死なのか自死なのか他殺なのか。

現代の科学力を以てしても真相は解明できないのか…

事件の真相や犯人は?

冒頭でも述べた通り、本事件は”未解決事件”であるため、2022年現在に至るまで解決には至っていません。

そのため、今回の事件に”犯人”は存在しないことになります。

ただ、後の捜査によって、エリサさんが双極性障害を患っており、事件当時は抗うつ薬を過剰に摂取していたことが明らかにとなりました。

この事実から、彼女は抗うつ薬の過剰摂取によって極度の興奮状態となり、冷静な判断力を失っていたと予想されているのです。

さらに、エレベーターの映像を解析したところ、彼女が「Hold Door」のボタンを押していたことが判明したのです。

この「Hold Door」を押すと、扉が約2分の間、開いたままの状態となります。

彼女がエレベーターに乗り込み、複数のボタンを押したにも拘わらず、扉が閉まらなかったのはこのためです。

しかし、エリサさん本人は「Hold Door」を押したことを自覚していなかったのか、それとも「Hold Door」の意味を知らなかったため、扉が閉まらないことで一種のパニック状態に陥ったと考えられます。

こうした精神状態に陥ったことで、エレベーター内での奇行に発展した可能性が高いと指摘されています。

また、屋上へのドアが施錠されていたことや、貯水槽の蓋が閉まっていた点については、以下の考察がなされています。

〈1〉別のルートを通ることで、屋上に到達することが可能だった

〈2〉事件後も貯水槽には蓋が閉められていなかった
→(a)事件当日も蓋は閉められていなかった
→(b)蓋は直ぐに外すことが出来た

これらの考察を前提に、本事件には何ら特異性はないと主張する言説も存在しているのです。

確かに、本事件には不可解な点が存在するものの、遺体および検視の結果から、自死の可能性は否定されています。

さらに、性的暴行などの加害性を窺わせる証拠も窺われなかったことから、エリサさんの死は「双極性障害を重要な要因とする不慮の事故死(溺死)」とロサンゼルス郡検死局は結論づけたのです。

これが公式見解となっており、事件の”真相”として発表されていますが、現在でもこの発表には異論が数多く、様々な”真相”が提唱されています。

セシルホテルの今現在は?

エリサさんが宿泊していたセシルホテルですが、今どうなっているのでしょうか?

そこで、同ホテルの今について調べたところ、ストリートビューより以下の画像が確認されました。

上記の通り、ホテルは既に営業しておらず、廃業していたのです。

エリサさんの怪死によって世間の耳目を集めたことで悪評が立ち、経営が立ち行くなったのかもしれません。

事実、同ホテルのGoogleレビューには未だにエリサさんの事件に関するコメントが書き込まされているのです。