【外傷例画像】乗鞍岳熊(クマ)襲撃事件:駐車場の女性の後日談は?

時事

こんにちは。坊主です。

今回は、2009年9月9日に発生した「乗鞍岳熊(クマ)襲撃事件」を取り上げます。

本事件は野生のツキノワグマに観光客が襲われ、重軽傷者10人を出した事件です。

2022年9月14日放送の「ワールド極限ミステリー」にて、「乗鞍岳クマ襲撃事件」が特集されます。

一体、「乗鞍岳熊(クマ)襲撃事件」とはどんな事件だったのでしょうか?

乗鞍岳熊(クマ)襲撃事件の外傷例は?画像あり(閲覧注意)

今回の事件で観光客を襲撃した熊はオスのツキノワグマで、年齢は21歳、体長は130cm、体重は67kgでした。

北海道に生息するエゾヒグマと比較すると小型ですが、それでも本事件では重傷者が3人も出ているのです。

重症を負った被害者の外傷例がこちらです。

重傷者の外傷例

〈1〉背中・左肩・脇腹を前足の爪で引き裂かれる

〈2〉顔面に裂傷を負い、右目が脱出・失明し、上の歯が砕ける

〈3〉広範囲にわたって裂傷を負い、120針を縫う

〈4〉左耳が噛み千切られる

本事件で特に重傷を負ったのは〈2〉の被害者です。

この被害者は登山客の男性(当時66歳)で、既に熊に襲われていた女性の登山客を救出しようとしていたところ、熊の反撃に遭ったのです。

実は、この時に受けた外傷例がネット上に公開されており、誰もが自由に閲覧できる状態にあります。

問題の写真(画像)は以下のURLからご覧いただけます。

外傷例の写真(2ページ目参照)

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjaam/22/5/22_5_229/_pdf

ただ、問題の写真は刺激が強いため、敢えてリンクはしておりません。

世間の反応

外傷例の写真、トラウマ確定なんけど…

幸い死者は出てないけど、重傷者の1人は右目を失明してるから美化できない。

やっぱ人間は動物に勝てないよな。

駐車場の付近でクマに襲われた女性の後日談は?

今回の襲撃事件を起こした熊は魔王岳の頂上から駆け下りてきて、登山口付近にある「畳平バスターミナル」(駐車場)で登山客の男性を襲撃しました。

その後、熊は駐車場付近の登山道に移動し、今度は女性の登山客を襲ったのです。

その際、別の登山客が女性の救出を試みていますが、熊の反撃に遭い、自身も負傷しています。

実は、この登山客こそ、先に言及した「右目と上の歯を失った男性」なのです。

この男性は右目と上の歯を失うという重傷を負いましたが、彼が救出しようとした女性は無事だったのでしょうか?

そこで、この女性の容体について調べたところ、襲撃当時、左腕を噛まれていたことが判明したのです。

熊は女性にのしかかりながら左腕に噛みついていましたが、被害者はほどなくして意識を失ったようです。

その時の画像が以下の動画よりご覧いただけます。

しかし、この女性については後日談がないため、その後の様子は不明です。

ただ、襲撃当時の詳細な記録がほとんどないことから、この女性は軽傷で済んだと考えられます。

熊が人間を襲撃した原因は?

今回の襲撃事件を起こした熊は魔王岳の頂上から駆け下りてきて、無差別に人間を襲いました。

通常、熊は人間を恐れているため、積極的に危害を加えることはありません。

しかし、この熊は最初から興奮状態であり、人間を恐れている様子が微塵もなかったのです。

熊が”最初”から興奮状態にあった背景として、魔王岳の頂上で熊が興奮する出来事があったのではないかと考察されています。

例えば、採食に夢中になっていた熊が人間の接近に気づかずに鉢合わせてしまったケースなどです。

熊にとって人間との接触は予期せぬ事態だったため、これが原因でパニックに陥った可能性は十分に考えられます。

また、熊と鉢合わせた人間が驚きのあまりに大声で騒ぎ立てたとすれば、これは更に熊を刺激したことになります。

つまり、人間との邂逅や大声によってパニックに陥った熊は極度の興奮状態に陥り、自分の身を守るための”防衛手段”として人間に攻撃を加えたと考えられているわけです。

熊が人を襲った原因について

https://gendai.media/articles/-/76886?page=4