こんにちは。坊主です。
今回は、ノンフィクションライターの諸岡宏樹さんを取り上げます。
これまで数々のノンフィクション作品を生み出してきた諸岡さんですが、”ある読書感想サイト”に投稿されたレビューに対して発信者情報開示請求を起こしたことで世間の注目を集めています。
一体、”ある読書感想サイト”とはどこなのでしょうか?
また、問題のレビューを投稿したのは誰なのでしょうか?
諸岡宏樹が読書感想文サイトのレビューに情報開示請求
諸岡さんが発信者情報を開示請求した件について「文春オンライン」は次のように報じています。
きっかけは著書に対するレビューだった。
2020年1月、
週刊実話で連載した「男と女の×犯罪実録調書」から、
女性犯罪者による事件だけを抜き出した『実録 女の×犯罪事件簿』(鉄人文庫)を出版した。
ところが、
発売まもなく30歳の女性から、「無理やり不幸に当てはめたような書き方でなんかうんざりした。
できすぎたフィクション小説。
文章の書き方に一貫性もない」
という書き込みを、読書感想サイトに書かれた。
書き手にとって、
読者レビューにひどいことを書かれるのは日常茶飯事だ。もちろん批評の範疇で批判されることに異議を唱えるつもりはない。
ただ事実と異なる、
あるいは根拠のないネガティブな評価を流布されるのは「言われなき誹謗中傷」だろう。
本書は取材に忠実に基づいて執筆したノンフィクションルポであって、
フィクション小説ではない。ところが、
困ったことに同サイトにはこのレビューしかない状態が1カ月以上も続き、
その間、著書名を検索すると、
常にこのサイトが上位に顕出したのだ。
(2020年6月4日配信)
上記の通り、諸岡さんは自身のノンフィクション作品を”フィクション小説”と評されたのです。
つまり、彼は自身の作品を「創作」と評されたわけです。
これのレビューが原因で名誉を毀損されたとして、諸岡さんは投稿者(発信者)の情報開示請求に乗り出したのです。
世間の反応
自分も文春の記事を読みましたが、
このレビューの内容は誹謗中傷ではなく、
サイト弁護士の言う通り通常の感想の域を出ないものだと思います。これが発信者情報開示されるのであれば、
例えばレストランに「プロとは思えないような味だった」等、
「否定的感想」は全部ダメになります。
この記事の件は木村さんとは違い、
作品に対する批評であって(木村さんの件は、本人に対する人身攻撃)、
たとえ辛辣な表現がなされても誹謗中傷とはいえない。こんな程度で発信者情報開示は認められないよ。
木村花さんが誹謗中傷されて亡くなった件と、
この筆者の著作が酷評された件は、
次元が違う話なのでは?この筆者の場合、
例えば当該「読書感想サイト」や他の場所で、反論できただろうし、
むしろそうすべきだったのではないだろうか?言葉のプロなのだから、
「酷評」に根拠があるかないかは、
論戦を挑めば決着が付いたと思う。もっとも、
こうした「酷評」が根も葉もない人格攻撃に発展していったというのなら、話は別だ。
読書感想サイトはどこ?
諸岡さんが情報開示請求を行うきっかけとなった読書感想サイトはどこなのでしょうか?
そこで、このサイトを調べたところ、「読書メーター」のサイトがヒットしたのです。
※「https://bookmeter.com/books/15024878」より引用
上記の通り、問題のレビューを投稿したのは「りさちん」という女性でした。
確かに、この女性のレビューは批判的ですが、諸岡さんの人格を否定するような投稿は一切行っていません。
ノンフィクションライターからすれば、「できすぎたフィクション小説」という表現は決して許せないでしょう。
しかし、これはあくまでも”作品”に対する批評であって、人身攻撃にまで及んでいるわけではありません。
そのため、もし発信者情報の開示を求めて裁判を起こしたとしても、諸岡さんの請求が認められる可能性は低いと思われます。
経歴(プロフィール)や顔写真は?
諸岡さんの経歴(プロフィール)を調べたところ、以下の情報が得られました。
■1969年生まれ
■三重県出身
1969年生まれであることから、現在の年齢は51歳前後だと推定されます。
ただ、これ以上の経歴は公表されておらず、顔写真すらも分かりませんでした。
Facebookには同姓同名で出身地も同じアカウントが存在していますが、本人と断定できる確証がないため公開は控えさせて頂きます。
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