こんにちは。坊主です。
2019年8月26日、長崎県の人気のワンコイン海鮮丼店が摘発・起訴されたことが報じられました。
一体、この店は何をしたのでしょうか?
今回は、摘発・起訴されたワンコイン海鮮丼店について調べてみました。
人気のワンコイン海鮮丼店が密漁で逮捕・起訴
摘発されたワンコイン海鮮丼店について「読売新聞」は次のように報じています。
高級魚を密漁したとして、
長崎県警が指定暴力団 山口組系組長の男(51)(長崎市)や組員ら6人を漁業法違反などの疑いで逮捕し、
長崎区検は26日、
組長らを同法違反などで長崎簡裁に略式起訴した。
密漁した魚は組長の親族が実質的に経営する飲食店でワンコインの海鮮丼などとして提供。
年間約3000万円を売り上げていたという。
(2019年8月26日配信)
上記の通り、摘発の容疑は「密漁」でした。
逮捕されたのは山口組の人間で、数年前から「オオモンハタ」や「スジアラ」などの密漁を繰り返していました。
同店は、相場の半額ほどで海鮮丼を提供しており、観光客を中心に人気を得ていたようです。
この店が提供していたワンコイン海鮮丼がこちらです。

この店は山口組の親戚が経営していたため、いわゆる「フロント企業」(舎弟企業)ということになります。
世間の反応
密漁でさえなければとても良い話だったのに。
安くてうまい海鮮丼良いなぁ、
密漁でさえ無ければ…。でも密漁でも無ければ
ワンコインなんて無理なんだろうなぁ。
海洋資源の保全にかかるコストを負わないならそりゃ安いでしょうよ。
漁協の批判をする前に、
そこも考えるべきだと思う。獲るだけだったら誰でもできるよ。
組合費等々の会費を払い、
漁業で生計を立てている人との公平が保てず、
やはりやってはいけない行為。厳しく対応すべき案件だと思う。
長崎駅前のワンコイン海鮮丼店はどこ?
摘発された店はJR長崎駅前にあるとのこと。
県警幹部によると、
組長らは数年前からオオモンハタやスジアラなどの密漁を繰り返していたとみられ、
海鮮丼を売りにするJR長崎駅前の飲食店で提供。
※「読売新聞」より引用
(2019年8月26日配信)
そこで、この情報を元に問題の店を調べてみたものの、具体的な店名は公表されていませんでした。
恐らく、密猟者が逮捕されたことで店も何らかの処分を受けたのでしょう。
長崎駅前にはワンコインを売りにする飲食店が数多く存在しているため、安易に店名を出してしまうと「名誉毀損」や「営業妨害」に当たる可能性があります。
そのため、店名については公式報道があり次第、追記します。
摘発された店の名前は「長崎三昧 暁」
その後の調査により、摘発された店の名前が「長崎三昧 暁」であることが判明しました。
実は、この一件は既に地元のメディアで報じられていたのです。



今回の逮捕で実名が確認されたのが以下の2人です。
組長:坂上明弘 容疑者
妻:坂上亜紀 容疑者
報道によると、居酒屋「暁」は妻の亜紀容疑者が切り盛りしていたとのこと。
「釣り」も密漁になる可能性あり
密漁とは、法律や漁業者間の取り決めを破って魚介類を採取することを意味します。
密漁と聞くと大掛かりな犯罪をイメージしますが、実は、我々も知らず知らずの内に密猟者になってしまう危険性があるのです。
数あるケースの内、特に注意が必要なのは「釣り」です。
釣りをする際には「遊漁券」と呼ばれる認可証を購入しなければなりません。
もし、これを購入せずに釣りをした場合は「密漁」として処罰の対象になります。
また、「サケ」にも注意しなければなりません。
実は、サケを河川で採ることは法律で禁止されているのです。
そのため、サケを釣ったり、持ち帰ったりした場合も処罰の対象になります。
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