こんにちは。坊主です。
2024年3月1日、成田赤十字病院で医療事故が発生したことが報じられました。
報道によると、2022年2月に70代の女性患者が”胃”に人工肛門(ストーマ)を造設されていたようです。
事故当時、執刀医1人に加えて医師2人が現場にいたにも拘わらず、十分に確認することなく漫然と手術を行っていたため、医療事故が起きたとされています。
成田赤十字病院で医療事故|ストーマの執刀医+医師は誰?名前の特定は?
現在のところ、ストーマの医療ミスを起こした執刀医および医師2人の名前は公表されていません。
しかし、今回の報道後、ある匿名掲示板では執刀医および医師の名前(実名)が書き込まれていたのです。
確かに、書き込まれた名前を検索すると、同病院に勤務していました。
ただ、同病院に勤務していることが事実だったとしても、それが直ちに医療事故を起こした執刀医および医師とは断定できません。
実際のところ、名前が挙げられた医師3人が今回の医療ミスに関与したことを裏付ける証拠は一切提示されていませんでした。
こうした事情から、安易に名前を公表すべきではないと判断しました。
読者様におかれましては、医療事故を起こしたとする執刀医および医師の名前を目の当たりにしても、それらを安易に発信・拡散しないようお願い致します。
場合によっては法的措置を講じられる恐れがあり、最悪のケースでは偽計業務妨害罪などで投稿者が逮捕される可能性もあります。
世間の反応
その後どうなったのでしょうか。
胃で人工肛門を作ったとしたら、飲み食いしたものが吸収されずすぐに排出されます。
結果、容易に栄養失調になるため点滴などで補う必要があるし、再手術は必須でしょう。
しかし手術はリスクも伴います。
精神的苦痛だけでなく、身体的にもかなりの負担と思われます。
消化器外科医です。
予定術式が横行結腸での人工肛門造設ということは、直腸癌などの際の一時的人工肛門(カバーリングストーマ)ではなく下行結腸癌やS状結腸癌による閉塞を解除するための減圧目的と思われます。
閉塞が高度で腸管がかなり拡張していたら通常の手術手順のように結腸を体外まで完全には挙上できないため、開放して皮膚に縫合固定できる最小限の挙上での手術を想定していたのかもしれません。
ただ、他の方も書かれているように胃と大腸の粘膜はかなり異なるため通常なら腸管壁を切開した際に違いに気付くとは思いますので、どのような腹部の状態だったにしろ医療ミスと言われても反論できないように思います。
>誤って人工肛門(ストーマ)を大腸ではなく胃に造設されて精神的苦痛を受けたとして、患者だった70代女性の家族が病院を運営する日本赤十字社(東京都)に計600万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴
胃に人工肛門をつけられて精神的苦痛だけでは済まないのでしょう。
胃につけられた人工肛門を撤去する再手術に、大腸に人工肛門を切除する再手術。
70代の高齢者がこれだけ何度も手術をすれば、その間、体力筋肉が低下して寝たきりになる可能性すらある。
寝たきりにならなくても体力筋力の低下は避けられず、将来寝たきりになるのがずっと近くなる。
全身麻酔は腎臓・肝臓に負担をかけ、肝機能障害にもなれば、腎臓に関しては残存機能の低下もつながり、透析もずっと近くなる。
こんなミスは本当に勘弁してほしい。
賠償金が払われたら済むという問題ではないです。
※「Yahoo!ニュース」より引用
最近のコメント