こんにちは。坊主です。
2022年9月20日、通販カタログ大手の「千趣会」が通販カタログ2誌の自主回収を発表しました。
発表によると、回収の理由はカタログ写真の中にナチス・ドイツに関連するものが写り込んでいたためでした。
一体、ナチスに関連するものとは何だったのでしょうか?
千趣会:「ベルメゾン」+「花笑むとき」でナチス本※写真画像あり
自主回収された2誌について調べたところ、「ベルメゾン」および「花笑むとき」の2022年秋号であることが分かりました。
当該2誌において、モデルがナチスに関連する本を手にしていたことから、今回の自主回収に至ったようです。
実際の写真(画像)がこちらです。
ベルメゾンからのメール。なんぞ?と思ったら、これね。言葉の意味もわからずに、おしゃれっぽさだけ演出するからそういうことになるのよ。 pic.twitter.com/dhsCR4hcil
— maki (@MuseMaki) September 20, 2022
この本のタイトルは「第三帝国の建築」といい、今回の一件で図らずも世間の注目を集める結果となりました。
折角なので誰でも読めるようGoogle翻訳さんに登場して貰いました pic.twitter.com/s9vm5RD8zU
— 葛城玲 (@rei_ktrg) September 20, 2022
ただ、出版社がこの本を選定したことに特別な意図はなく、確認不足によって起きた事故だと説明されています。
つまり、ナチスの本を手にしているモデルに一切の非はないのです。
世間の反応
しかし何がすごいといってこの本、
ciniiで見る限りイタリア語版は日本の大学図書館に1館。原著のドイツ語版でさえ10館しか収蔵館がありません。
国内では稀覯本というべきで、
よくまああったねこんなの、という感じです。なお著者はAnna Teut、
元々はジャーナリストさんで建築史研究の業績もある、という方のようですから、
建築史の観点からの真面目な研究書の可能性が極めて高い。ということは、
正直、これでどうこう騒ぐ必要もないと思うのですが…
第三帝国の建築というと様式は新古典主義だね。
ちょっとマニアックでクセのある本だから選んだんだろうけど。
しかし、ナチス時代の建築に興味持ったらいけないのか?
なんだか、焚書坑儒か思想弾圧、いや趣味の弾圧?
大学でマルクスを講義してる教授は何も共産主義をひろめようってわけでもないし
ヒトラーの講義をする教授だってファシストでもない。今回の本なんか、そもそも建築の本だ。
奇妙な統制社会になってきた、むしろこれが一種の恐怖政治では?
まあ「ベルメゾン」みたいな広く一般向けでは「クセのあるものは適さない」ってことにしておくか……。
これが確信犯なら問題ですが、
小道具の洋書の原題をチェックするのを怠った、
もしくは理解していなかった感じでしょうか。文字は単なるファッションではないのですから、
ちゃんとチェックと意味は理解しておかないと今回のような事態になります。
※「Yahoo!ニュース」より引用
モデルの女性は誰?名前は?
ナチスに関連する本を持たされたモデルは誰なのでしょうか?
そこで、このモデルについて調べてみましたが、現在の時点では名前は挙げられていませんでした。
そのため、モデルの素性(名前・年齢・経歴)は分かっていないのが現状です。
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