こんにちは。坊主です。
今回は、1981年にアメリカで公開された映画「Roar」(ロアーズ)を取り上げます。
本作品は”ファミリー映画”に分類されていますが、作品中にはライオンやトラなどの猛獣が150頭以上も登場します。
さらに、それらの猛獣は全て”野生の個体”であり、一切調教されていないのです。
現在では考えられない状況で撮影されたことから、Roarは「ハリウッド映画の歴史を変えた作品」とも評されています。
一体、ライオン映画「Roar」(ロアーズ)とはどんな作品なのでしょうか?
ライオン映画「Roar」(ロアーズ)における怪我は全て本物※画像あり
冒頭でも触れた通り、本作品に登場するライオンなどの猛獣は全て野生の個体です。
そのため、撮影時に出演者やスタッフは幾度となく猛獣に襲われており、怪我や流血に見舞われているのです。
しかし、本作品が狂気と評されている理由は、出演者の怪我や流血をそのまま放送している点です。
さらに、怪我や流血シーンを映画の宣伝ポスターにも起用しているのです。
実際の怪我・流血シーンがこちらです。
世界まる見えでエクソシストの製作総指揮だったノエル・マーシャルが監督として手がけた映画『ロアーズ』の撮影現場を取り上げたドキュメンタリー番組が流れてた。『本物の猛獣150頭』を手懐けようとする無茶っぷりが面白すぎる…スタッフみんな襲われて怪我するし辞めていくしで本編が気になってきた pic.twitter.com/gynNB6NXX8
— michael (@michaelgoraku) May 13, 2019
「ロアーズ」
アフリカで150頭以上の猛獣と生活する男と、その家に訪れた家族のパニックコメディー。
人と戯れ合いたい猛獣軍団&怯えて逃げ回る人達をずっと観る映画。動物保護を訴える崇高な作品なので撮影に当たり動物に一切危害は無い、だが人は保護の対象外なのだった。(ポスターの怪我は本物) pic.twitter.com/NIFl802SnQ
— 吐きだめのソドム (@SODOM_734) July 5, 2021
Jan De Bont received 120 stitches after he was attacked by a lion when he was the DP on the truly lunatic film Roar.@therealjoebob @kinky_horror @SetDarcyFree @Shudder #TheLastDriveIn #MutantFam pic.twitter.com/3Zihw7C5RE
— Death By DVD (@Deathbydvd) June 11, 2022
上記の通り、関係者の中にはライオンなどに襲われて、120針または200針も縫う大怪我を負う事例も報告されていました。
通常であれば、怪我や流血などのハプニングが発生した際、当該シーンはお蔵入りとなります。
しかし、Roarの場合は、それらをお蔵入りにすることなく、むしろ宣伝材料として積極的に利用していたのです。
なお、本作品で怪我を負ったのは”人間”の出演者のみであり、ライオンなどの猛獣は一切怪我を負っていないようです。
世間の反応
Wikipedia見たけど、あらすじとかネタバレ載ってないな。
地味に気になるw
最高にキチガイ映画(誉め言葉)
これ死者が出ても、それすらネタにしそうな圧倒的な狂気。
映画公開後のその後は?死者は出た?
1981年に公開されたRoarですが、製作期間は実に11年間にも及んでいます。
ところが、製作期間中に掛かった費用1700万ドルに対して、興行収入はわずか200万ドルしかなく、本作品は完全な赤字となったのです。
赤字になった理由は幾つかありますが、最大の要因は、製作期間が長すぎたことでハリウッドが興味を失ったことでした。
そのため、1981年当時、北米ではRoarが一切上映されなかったのです。
ただ、2015年にはリバイバル上映されており、その時は全米50都市で公開されています。
こうした事情から、現在でも本作品がカルト的な人気を誇っていることが窺われます。
なお、本作品では怪我人こそ続出したものの、幸いなことに死者は1人も出ていません。
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