【日本への影響】なぜ中国恒大集団(エバーグランデ)がデフォルト?どうなる?

時事

こんにちは。坊主です。

2021年11月11日、中国の不動産大手「恒大集団」(エバーグランデ)のデフォルト(債務不履行)がSNS上で報告されました。

このデフォルトによって日本への影響は避けられないとの懸念も生じています。

一体、エバーグランデはなぜデフォルトに陥ったのでしょうか?

また、日本への影響はどうなるのでしょうか?

中国恒大集団:エバーグランデがデフォルト(債務不履行)に

エバーグランデのデフォルトについては以下のツイートが確認されています。

上記の通り、エバーグランデのデフォルトはドイツメディアによって伝えられました。

そのため、現在の時点では国内のメディアはエバーグランデの債務不履行については一切報じていません。

世間の反応

エバーグランデごときで、ビットコイン下落局面突入するのかな

こんなの本質的に影響するわけないですが市場は雰囲気で動きますからね

はあ、鬱だわ

バブル終了ありえるわ。

最悪ゼロカットしよう

エバーグランデがデフォルトしたとてどう影響あるのかが謎

エバーグランデがデフォルトすることになれば、
リーマンのように金融市場主導の混乱というよりは、
中国での売り上げ割合の大きい日欧米企業への影響がじわじわと効いてくることになるのでは

株式市場は即座に織り込んで該当する企業が売られ、
そこで一旦この問題の整理が終わるのではと考えている。

なぜ経営破綻した?

エバーグランデは中国の不動産業界では最大手であり、今回のデフォルトに世界中の投資家が戦々恐々としています。

一体、エバーグランデが経営破綻するに至った理由は何だったのでしょうか?

そこで、エバーグランデの経営破綻について調べたところ、その原因が中国政府の介入(価格操作)であることが分かったのです。

実は、中国政府が不動産市場に介入する以前は、不動産の価格が異常に高騰しており、一般市民の手が届かない程に高額になっていました。

そのため、こうした不動産の急騰を抑制するために中国政府が不動産市場に介入し、価格操作を主導したというわけです。

しかし、こうした抑制策が実施されたことで、エバーグランデはマンション価格の値引き販売をせざるを得ず、資金繰りが急激に悪化。

こうした事態が続いたことによって、エバーグランデは経営破綻に至ったのです。

日本への影響はどうなる?株や年金は?

エバーグランデが経営破綻したことによって、日本への影響は避けられないとする見解があります。

実は、年金を運用している日本の「年金積立金管理運用独立行政法人」(GPIF)もエバーグランデに対して約96億円も投資しているからです。

この内、37億円は株式が占めており、年金に加えて株価に対しても多大な影響を及ぼす可能性が指摘されているというわけです。

ただ、市場関係者の間では「リーマン・ショックほどの影響はない」という見解が主流のようです。

その理由は、リーマン・ブラザーズが「金融機関」だったことに対して、エバーグランデが「事業法人」だからです。

確かに、エバーグランデは国内外に取引先を多く持つ大企業です。

しかし、今回のデフォルトによって直接的な影響を受けるのは関連企業などの一部に限定され、世界規模で多大な経済損失が発生するとは考え難いとされているのです。

日本への影響については以下のURLから詳細がご覧になれます。

参照先

〈1〉日経ビジネス
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00210/092900024/

〈2〉マイナビニュース
https://news.mynavi.jp/article/20210924-1981028/