【植田豊】提訴の死刑囚2人は誰?原告の名前(実名)は?

時事

こんにちは。坊主です。

2021年11月4日、確定死刑囚の2人が国を提訴し、世間の注目を集めています。

この死刑囚2人は、国に対して約2,000万円の慰謝料を求める訴訟を大阪地方裁判所に提起したのです。

一体、この死刑囚2人は誰なのでしょうか?

また、提訴の理由は何だったのでしょうか?

死刑囚2人が死刑執行の当日告知を違憲として国を提訴

国を提訴した死刑囚2人について「産経新聞」は次のように報じています。

死刑執行を死刑囚に当日告知する運用は憲法に違反し非人道的だとして、
死刑囚2人が4日、
国に精神的苦痛への慰謝料計約2千万円の支払いなどを求め、
大阪地裁に提訴した。

原告側代理人の植田豊弁護士は

「行政の運用によって、
不服申し立ての機会を奪われていることが問題だ」

とし、

「死刑執行への受忍義務はあるが、
『即日告知・即日執行』という違法な死刑執行を受忍しなければならない義務はない」

などと述べた。

(2021年11月4日配信)

上記の通り、提訴の理由は「死刑執行の当日告知」が憲法違反に当たるというものでした。

訴訟を起こした死刑囚2人は現行の死刑制度によって精神的苦痛を受けたとして、約2,000万円の慰謝料を国に請求したというわけです。

一体、この死刑囚2人は誰なのでしょうか?

世間の反応

死刑囚はいつその日が来てもいい様に
日々覚悟と反省の中で生きるべきでしょ?

死刑確定したら一定期間後に粛々と執行するように法改正を。

税金で健康管理してあげて
何年も執行しないのがおかしい話。

冤罪防止っていうけど
冤罪ありきの判決ならおかしい話。

裁判すれば判決が出るまでは生きられるからね

この間は絶対死なないっていう安心感欲しさにやったでしょ

どうせ、
自分の死刑も少しでも後伸ばしにするための作戦でしょ。

原告の死刑囚2人は誰?名前(実名)は?

慰謝料を求めて国を提訴した死刑囚2人ですが、一体、この2人は誰なのでしょうか?

報道によると、この2人は2021年5月以前に死刑が確定した人物のようです。

そこで、本件訴訟の原告を調べたところ、死刑囚2人の名前(実名)は公開されていないことが分かったのです。

死刑囚に対し、
執行を当日に告知する国の運用は憲法に違反するなどとして、
死刑囚2人が4日、
国に計2200万円の損害賠償などを求めて大阪地裁に提訴した。

死刑囚の代理人弁護士が発表した。

原告の名前は明らかにしていない。

※「朝日新聞DIGITAL」より引用
(2021年11月4日配信)

裁判は公開主義という原則に則って行われます。

そのため、一般人でも裁判の内容や係争中の当事者について知ることができます。

しかし、事案によっては閲覧制限が設けられることもあるため、その場合においては原告・被告ともに氏名が伏せられることも珍しくありません。

恐らく、本件訴訟のケースでも閲覧制限が申し立てられ、原告の名前(実名)は非公開になる可能性があります。

日本は法治国家であるため、たとえ確定死刑囚であっても裁判を受ける権利は与えられています。

ただ、国民感情としては、今回の訴訟は到底理解できないという声が圧倒的多数を占めています。

原告の代理人は植田 豊弁護士が務めますが、こうした逆境の中で、依頼人である死刑囚の権利をどこまで実現できるのかも焦点となりそうです。