こんにちは。坊主です。
2020年8月24日、自称・祈祷師の男に対する判決が”確定”しました。
最高裁への上告が棄却された被告の名前は近藤弘治(ひろじ)。
この男は、糖尿病でインスリン投与が必要な男児の両親に対して「インスリンは毒」と嘘をつき、高額な治療費を騙し取っていました。
自らを「龍神」と嘯いていた近藤弘治とはどんな人物なのでしょうか?
また、男児の両親は事件後にどうなったのでしょうか?
自称・祈祷師:近藤弘治が懲役14年確定へ
自らを「龍神」と称してデタラメな治療を行っていた近藤被告について、「朝日新聞DIGITAL」は次のように報じています。
裁判では、
母親から相談を受けた被告が男児にインスリンを投与させないようにした行為を×害と認定できるかが争点だった。
第二小法廷は、
被告は医学に頼らずに「難病を治せる」
と標榜(ひょうぼう)し、
母親に「インスリンは毒」
「従わなければ助からない」
としつこく働きかけて投与をやめさせたと指摘。
「命を救うには従うしかない」
と思い込んだ母親を「道具として利用」し、
治療法に半信半疑だった父親も母親を通じて同調させたと指摘し、
×害行為に当たると判断した。
弁護側は
「インスリンを打たないと決めたのは両親で、
治療費を受け取った被告が死をやむを得ないと考えるはずがない」と無罪を主張していた。
(2020年8月25日配信)
上記の通り、裁判ではインスリン投与の中止を”示唆”した行為が「×人」に該当するか否かが最大の争点となっていました。
近藤被告は直接手を下していないものの、一審・二審ともに「×人に当たる」と指摘。
この判断を不服として近藤被告は最高裁に上告。
しかし、最高裁も下級審と同様に「×人に当たる」と判断しました。
今回の上告棄却で懲役14年6ヵ月が確定したわけですが、この男は一貫して無罪(冤罪)を主張しています。
そのため、裁判のやり直し(再審)を請求する可能性は多分にあります。
世間の反応
1型糖尿はインシュリン必須のものです。
メトホルミンが効く間は併用もありますが
それでも必要。なお被告の弁護人の非難が言われますが
求刑が5年以上
罰金が50万円以上相当犯罪の審理公判には私選公選を問わず
弁護人の選任が無いと裁判が出来ない仕組みになってます。(法制が変わっていなければ)
なんで祈祷師に頼んじゃったんだろ?
医学的に色々と医師から話も聞いてとおもうし。
祈祷師の経歴を聞いてみたいもんだ。
何か治したのかな?
犯罪者の味方である弁護士の主張は
被告の詭弁を代弁したお粗末としか思えない。こんな詭弁がまかり通るような法曹界であっては絶対にならない。
建設会社はどこ?社名は?
逮捕当時からマスコミは近藤被告について「自称・祈祷師」「建設業」(建設会社・役員)と報道しています。
つまり、建設業については裏が取れている”確かな情報”だということになります。
一体、彼が経営していた会社はどんな社名なのでしょうか?
そこで、会社名について調べたところ、以下の情報がヒットしたのです。
近藤容疑者はもともと建設会社の実業家だったが、
バブル崩壊以降に地元の「拝み屋」と言われる女性のもとで手伝いを始め、
そのうちに独立したとされるが、
占い師は「経営者時代の部下だったという方にたまたまお会いしたら
『昔はもっと堅い感じの人だった』
って言っていた」
という。
※「https://www.excite.co.jp/news/article/Tocana_201511_7/」より引用
上記の通り、近藤被告はバブル崩壊をきっかけに、建設業から離れていたのです。
わざわざ「経営者時代」と表現していることから、既に実業家ではないのでしょう。
バブル崩壊後に建設業から離れているため、近藤被告が役員を務める会社までは分かっていません。
近藤被告が経営していた会社名について情報をお持ちの方はコメント欄よりお知らせ下さい。
今井駿くんの両親はどうなった?その後は?
糖尿病により定期的なインスリンの投与が必要だったのは「今井 駿」くんです。
当時7歳だった駿くんにとって、1日3~4本のインスリン注射は耐えがたい苦痛だったようです。
このことから、両親はインスリン注射に依らない治療法を探していたのです。
そんな折に現れたのが「龍神」を名乗る近藤被告でした。
両親からすれば、藁にもすがる思いで近藤被告の指示に従ったのでしょう。
しかし、結果として両親が近藤被告の犯行に”加担”してしまったことは事実です。
そのため、事件後に両親は「保護責任者遺棄致×」の容疑で書類送検されているのです。
ただ、検察は両親を「起訴猶予」としており、起訴は見送られています。
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