こんにちは。坊主です。
2021年7月3日に熱海市の伊豆山地区で発生した土砂崩れ(土石流)ですが、その原因として森林開発の可能性が指摘されています。
実は、土砂崩れが発生した現場付近ではメガソーラーが設置されており、その周辺の土地が業者によって開発されていたのです。
果たして、メガソーラーを設置した会社はどこなのでしょうか?
目次
熱海市:伊豆山の土砂崩れの原因はメガソーラー?
伊豆山地区で発生した土砂崩れについて、「毎日新聞」は次のように報じています。
静岡県の難波喬司副知事は4日、
熱海市の土石流の被災現場を視察後、
土石流の発生と逢初(あいぞめ)川上流部の山林開発との関係について「開発の影響は正直に言ってあると思う。
現場で見ているので、
原因はかなり分かってきている」と述べた。
(2021年7月4日配信)
上記の通り、静岡県の副知事が土石流と森林開発の因果関係を認める発言をしたのです。
ただ、現在の時点では、このメガソーラーが今回の土砂崩れにどこまで関与しているのかについては明言を避けました。
しかし、副知事がメガソーラーに言及した以上、全くの無関係で済ませるわけにはいかないでしょう。
世間の反応
ようやくここまで切り込みましたね。
誰だってあの開発が今回の災害と関連すると思いますよね。
例え調査して、影響は少なかったと報告されても、
じゃあこれからも山林切り開いてじゃんじゃん開発しましょう!
…とはならないでしょう。
このご時世に環境破壊なんてナンセンス。
ましてや今回のように災害まで引き起こしてしまう可能性があるなら、
断固としてNOを突きつけなくては。
>開発の影響は正直に言ってあると思う。
この部分では評価できるとは思う。
しかし、賠償問題もあるので、独自に調査すべき。
住民等で作る対策の会を設け、
弁護士と専門家(大学など)による突っ込んだ調査をすべきです。
ソーラーが怪しいのは確実。
ただ、責任追求は後からでもできる。
今は人命優先の情報を。
メガソーラーの会社(業者)はどこ?韓国系の企業?
メガソーラーを設置した会社はどこなのでしょうか?
そこで、この会社について調べたところ、以下の情報が確認されたのです。
亡くなられた方に謹んでお悔やみ申し上げます。又行方不明の方が一刻も早く救出されますように‼️
伊豆のソーラーはハンファエナジー(韓国)が開発してた記憶があります。徹底した原因追求をお願いします。
ソーラーは不要‼️ https://t.co/aSDuoxyDZ6— ニシさん (@tomoji359668) July 3, 2021
伊豆山
メガソーラー開発を
現地の反対を押し切って施工した
韓国系企業
ハンファエナジーに
損害賠償させましょうhttps://t.co/GmLyzT98Ep— マリンの風〜全員主体で行け〜音を出せ〜音をぶつけろ〜音で打て〜第79戦マリン決戦 (@EI2Y8StnSEe0qBw) July 3, 2021
上記の通り、問題のメガソーラーを設置した企業は「ハンファエナジー」と”噂”されていたのです。
ただ、同社はメガソーラー事業に出資していただけで、実際に森林開発や設置作業を担当したのは「伊豆メガソーラーパーク合同会社」とされています。
そのため、伊豆山にメガソーラーを設置した会社として「伊豆メガソーラーパーク合同会社」の社名が挙げられているというわけです。
この会社も韓国系の企業であり、その代表は朴 聖龍氏が務めています。
川勝平太知事は「事業者はエネルギーという公益なものを担うだけの規範があるか深い疑念があるが、書類上問題がなければ条件は満たしていると言わざるを得ない」と韓国財閥系企業「ハンファエナジー」が出資する伊豆メガソーラーパーク合同会社による伊豆高原のメガソーラー建設を認可していた。 pic.twitter.com/JcnxS6bXgn
— marco (@katamarco20011) July 4, 2021
静岡県伊東市の伊豆メガソーラーは住民が大反対で裁判が続く。再生可能エネルギーで自然に優しいクリーンエネルギーと称し森林伐採で自然破壊。伊豆メガソーラーパーク合同会社は韓国の財閥ハンファグループと日本の合同会社。既に大分県で東京ドーム6個分の森林伐採。伊豆は東京ドーム約9個分森林伐採 pic.twitter.com/scZ5Q3xA98
— Cat すず (@hinomarukovoI01) July 3, 2021
しかし、伊豆山にメガソーラーを設置した企業が同社だと断定するには早計です。
なぜなら、認可事業者リストの中にハンファエナジーの社名が記載されていないからです。
熱海伊豆山土砂の件、韓国企業だと騒いでるけど、認定リストにはハンファエナジーの名前は無い。
みんな日本の名前。
デマ書いてPV数稼ぐブログ、ツイート、それに釣られて、あほらしすぎ。— カピ (@h9X5emiqbBqfQKG) July 4, 2021
このことから、「伊豆メガソーラーパーク合同会社」がメガソーラーを設置いたとは断定できないのです。
この点については、読者様より以下の情報を頂いております。
誤った情報です。
伊豆山、熱海市にハンファエナジージャパンの発電所がありません。
「伊豆メガソーラーパーク合同会社」の会社名が挙げられている理由は、同社が地元住民の反対を押し切ってメガソーラーを設置していた前例が存在するからだと思われます。
しかし、現在の時点ではメガソーラーを設置した会社は不明であるため、続報が待たれます。
「飛び込む」様、貴重な情報をありがとうございます。
土石流の発生場所はどこ?
土石流が発生した場所を調べたところ、以下の位置関係が確認されました。
熱海の土石流の原因
この絶対に何か作られる山も一つでしょうね。
木の持つ保水力がなくなりこのような災害が起こることは予測できないのでしょうか。 pic.twitter.com/Jt9oAhvAub— くろそいど (@T_shirt5555) July 3, 2021
上記の通り、土砂崩れが発生した場所は、被害現場の”ほぼ直上”にあったのです。
ただ、実際にはメガソーラーの設置された地盤が崩れたわけではありません。
伊豆山出身なので映像と地図で調べてみたけど、大きなメガソーラーのところが崩落したんじゃなくて、その隣の切り開かれたところが崩落してる。何があったんだろう・・・#熱海#伊豆山#メガソーラー#土石流 pic.twitter.com/cDUiZwOj8W
— 暗号資産ジャーナリスト 木下裕司 (@superyuji) July 3, 2021
このツイートにもあるように、土砂崩れが起きたのはメガソーラーが設置された”隣”の地盤だったのです。
しかし、副知事の難波喬司氏が記者会見の場で述べた通り、このメガソーラーが今回の土砂崩れに無関係ということはあり得ません。
【7月5日追記】土石流の原因は盛り土?
今回の土砂崩れ(土石流)について、「原因=盛り土」という見解が示されています。
実は、土砂崩れが発生した現場には大量の盛り土が置かれており、これが土石流を引き起こしたと推測されているのです。
【土石流 起点の盛り土すべて流出】https://t.co/ChKP6GemWl
静岡県は、熱海市で発生した土石流の起点にあった盛り土が全て崩壊し、流出したと発表した。盛り土と土石流との因果関係はわかっていないが、県は、土石流による被害を甚大化させた可能性があるとしている。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) July 4, 2021
また、盛り土が直接の原因ではなくとも、被害を甚大化させたとも考えられています。
この盛り土を行った業者は神奈川県内の開発会社で、2011年頃に工事の完了を熱海市に報告をしていました。
つまり、問題の盛り土は10年以上にも亘って現場に放置されていたことになるのです。
盛り土をした業者や、その目的については以下の記事をご覧ください。
【7月6日追記】盛り土をした業者は新幹線ビルディング
ジャーナリストの木下黄太氏が伊豆山一帯の土地に関する登記簿を入手し、自身のブログで公開しました。
その登記簿には土地の「権利者」として、「新幹線ビルディング」という業者名が記載されていたのです。
[ 熱海・伊豆山の土石流発生地点、
谷を埋めた時点の所有会社代表は
自民党系同和団体(自由同和会)
神奈川県本部会長、
現所有者は麦島善光氏
(ZENホールディングス創業者) ]詳細は僕のブログ記事を確認下さい。
→ https://t.co/fLwYaQqhMH— 木下黄太 (@KinositaKouta) July 5, 2021
つまり、問題の盛り土(残土)を行った会社は新幹線ビルディングとなります。
この会社については以下の記事をご覧ください。
【7月8日追記】盛土の”量”と”高さ”は違法で産業廃棄物も混入
伊豆山に置かれた盛土ですが、この残土が条例に違反する”量”と”高さ”であることが分かりました。
さらに、この盛土には産業廃棄物も含まれており、行政は当時から幾度なく是正指導を行っていたのです。
この違反について「JIJI.COM」は次のように報じています。
業者は盛り土の工事を申請する際、
市に約3万6000立方メートルと届け出ていたが、
実際は約5万4000立方メートルだった。
盛り土の高さも、
県の技術基準では15メートルまでと定められているが、
実際は推定50メートルまで積み上げられていた。
(2021年7月7日配信)
上記の通り、盛土は”量”と”高さ”の両面で条例に違反しています。
特に”高さ”に関しては、基準値よりも35mも高く積まされていたのです。
この盛土と土石流の因果関係は解明されていませんが、これらの違反がなければ、被害の甚大化は防げたかもしれません。
ちなみに、盛土には以下の産業廃棄物も含まれていたことが確認されています。
〈1〉木くず
〈2〉風呂のタイル
〈3〉自動車(不確定)
〈4〉プラスチック片
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