こんにちは。坊主です。
2020年7月23日、ALSの女性患者が安楽死した問題で医師2人が逮捕されました。
■大久保 愉一(よしかず)医師
■山本直樹医師
女性患者の名前は「林 優里」さんといい、京都市内で1人で闘病生活を送っていました。
そんな中、林さんの父親がインタビューに応じ世間の注目を集めています。
一体、父親はどんな人物なのでしょうか?
ALS:林 優里の父親が「くそったれ」「複雑」と回答
林さんの父親について「朝日新聞DIGITAL」は次のように報じています。
医師2人が患者に対する嘱託×人容疑で逮捕された事件で、
亡くなったALS患者の林優里さん(当時51)の父・和男さん(79)が24日、
京都市内で取材に応じ、「(死を望んでいると)もし知っていたらもちろん止めている。
いいよという親がいるでしょうか」と心境を語った。
和男さんは優里さんが医師らとSNSでやりとりしていることを知らなかったという。
一方で
「今回のような形で亡くなったというのは優里の本心だと思う。
本当につらい病気だから」と話した。
逮捕された医師2人に対しては
「くそったれと思う」
と語る一方、
「娘の気持ちも理解できる。
二つの思いがあって、複雑な気持ちです」と打ち明けた。
(2020年7月24日配信)
上記の通り、父親は加害医師2人に対して「くそったれ」と述べる一方、娘の心中を察して「複雑な気持ち」とも回答しています。
ただ、娘が安楽死を希望していることを事前に知っていれば、「もちろん止める」と話しています。
父親としては加害医師2人を責め立てたい気持ちもありますが、安楽死が娘の切なる願いであったため、怒りの矛先がどこにも向けられない事態となっているのです。
しかし、山本医師は医師免許を不正に取得していたことが発覚しています。
つまり、この人物は闇医者だったのです。
そんな人物が娘の安楽死に関与していたと知れば、父親の胸中は更に複雑になるでしょう。
世間の反応
亡くなった林優里さんは、
ALSの病状が進行し、自力で話すことも、
食事をすることもできなくなり、
24時間介護を受け、
眼球の動きで文字を入力出来るパソコンを持って、「こんなに苦しい思いをしてまで生きないといけないのか。
安楽死を認めるべきだ」と投稿していた。
ALSが進行して苦しむ優里さんの気持ちが痛い程分かる。
自分は安楽死を認めるべきだと思う。
一方で、
娘を亡くされた父親の気持ちも十分に分かる。基本的人権には生きる権利があるが、
安楽死は認めていない。日本も不治の病に苦しむ方々のためにも
安楽死を認める方向で検討する段階にきている。
自分の人生を自分の意思で終わらせるという究極的な自己決定権の存否について
考える時が来たのではないかと思います。病苦で自分が置かれた状況に絶望して死にたいと思う事は不思議でも異常でもありません。
本人が病苦から死を望むのであれば、
他人が「生きるべき」などと言うのは価値観の押し付けであり、
更なる苦しみを強要することになるでしょう。自×が犯罪にならないは、
本人自身に死を選ぶ自由があるからだと思います。本人にとって耐え難い苦しみから死を望むことに対し、
「生きるべきだ」
などという事こそ残酷だと思います。
違法性に対して、くそったれと言っているのか、
ただ、娘を×めたことに、くそったれと言ってるのか、
多分後者だろうが、
本当に彼女の苦しみに父親は寄り添えていたのだろうか?子供の生きる苦しさを共感できていたのだろうか?
くそったれという言葉が、
なぜが、共感性に欠けて伝わってきてならない。
父親:和男さんの顔画像や現在は?
インタビューに応じた父親ですが、顔出しでの取材には応じていません。
そのため、素顔は不明です。
ただ、名前については「和男」と報じられていました。
今回のインタビューを受けて、ネット上では父親の現在も話題となっています。
というのも、冒頭で触れた通り、林さんは京都市内のマンションで1人暮らしをしていたのです。
24時間体制で介護されており、自宅への出入りは主にヘルパーさんのみでした。
また、父親は娘が安楽死を希望している事実を知らなかったのです。
そのため、ネット上では「父親は今まで何をしていたのか?」という疑問の声が続出しているのです。
名無しさん
お前にくそったれと言える程、
娘の事をわかっていたのか?娘の苦しみ辛さ、
屈辱を理解してない親だからこそネットで依頼したのだと思う。生きて欲しいと願うのは親の立場で
娘さんからすれば本当に地獄の様な毎日だったと思う。
名無しさん
SNSで相談。
家族を信頼してない証左。
これで医師が処罰されるなら、
家族もなんらかの責任を負うべき、
それを罰する刑罰ないからね。
※「https://parupunte-life.com/archives/12472」より引用
確かに、ALSという難病を患って自力での生活が困難な状況に置かれた林さんが、家族(父親)の協力を得ずに1人で闘病生活を送っていたことには疑問を感じます。
安楽死という非常にデリケートな問題を家族に相談することなく、林さんの独断で決定することは通常ではあり得ないでしょう。
これまでの報道から、ネット上では「家族(父親)と疎遠だったのでは?」という声が上がっているのです。
林さんが父親の協力を得ずに闘病生活を送っていたことは事実ですが、だからといって、「父を信用していなかった」とはなりません。
というのも、林さんは自立心が強い女性であり、家族に迷惑をかけたくなかったために”敢えて”父親に相談せずに安楽死を決断した可能性も否定しきれません。
母親は既に死別していた
今回のインタビューでは父親のみがインタビューの応えていますが、母親は既に他界していました。
「文春オンライン」によると、母親は2000年頃に亡くなっており、家族と死別していたのです。
「患者女性は海外でも生活した経験があるキャリアウーマンです。
帰国後は東京で建築士として仕事をしていましたが、2011年にALSを発症。
地元の京都で24時間ヘルパー支援による生活を送っていました。
母親は約20年前(2000年頃)に病気で死別、
父親が存命でしたが、
1人で闘病生活を送っていたそうです」
(20207月23日配信)
ただ、母親は故人であるため、詳しい素性(名前・年齢・顔写真・死因)は全て伏せられていました。
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