こんにちは。坊主です。
今回は、江戸時代の大名・鍋島直正を取り上げます。
鍋島直正公と将来の日本の進むべき道をじっくりとサシで語り合うてきもんした。(笑) pic.twitter.com/78VYhKDSfU
— 惟新斎(島津義弘(チート爺))遠州に参勤交代在勤中 (@SS5rdLaE699HeM3) February 10, 2020
鍋島直正は佐賀藩の10代藩主であり、その功績から「佐賀の七賢人」と評されています。
2021年1月10日、鍋島直正の子孫が死去し世間の注目を集めています。
一体、鍋島直正とはどんな人物なのでしょうか?
鍋島直正の子孫:鍋島直昶(ひ孫)が死去
死去した鍋島直正の子孫について、「読売新聞」は次のように報じています。
ジャズ・ビブラフォン奏者の鍋島直昶(なべしま・なおてる)さんが6日、
新型コロナウイルス感染症で死去。94歳。
告別式は近親者で済ませた。
喪主は長男、直栄(なおしげ)氏。
佐賀藩主・鍋島直正のひ孫として東京で生まれ、
戦後、ジャズのドラマーやビブラフォン奏者として活躍。
2008年にピアノの大塚善章さん、
ベースの宮本直介さんと「ゴールデン・シニア・トリオ」を結成し、
15年に当時の平均年齢(83歳19日)で、
世界最高齢バンドとしてギネス記録に認定された。
(2021年1月10日配信)
上記の通り、死因は新型コロナウイルスによる感染症でした。
世間の反応
ジャズを身近に感じられた素晴らしい演奏でした。
ご冥福をお祈り申し上げます。
名藩主である鍋島直正のひ孫であり、
世界最高齢バンドとしてギネス記録に認定されるという、
普通の一般の人ではなかなか体験出来ない人生を歩まれた非常に稀有な人であり、
羨ましい一生だと思います。謹んでご冥福をお祈り致します。
10年ほど前に神戸のソネで鍋島さんの生演奏を耳にし、
印象に残っていました。非常に粋な方でした。
コロナでお亡くなりになられたということで、
非常に惜しいです。
他の子孫は?
鍋島直正の子孫について調べたところ、以下の人物が確認されました。
(1)直大[息子]
(2)直虎[息子]
(3)鍋島直柔[息子]
(4)李方子[ひ孫]
(5)雍仁親王妃 勢津子[ひ孫]
(6)広橋規子[ひ孫]
(7)梨本 伊都子[孫娘]
(8)松平信子[ひ孫]
功績:天然痘のワクチン普及に貢献
鍋島直正の最大の功績は天然痘のワクチンを普及させたことです。
当時の佐賀藩では天然痘が大流行しており、これによって命を落とす人間が続出。
現在ではWHOによって撲滅宣言が出されている天然痘ですが、当時は「不治の病」として世界中で恐れられていたのです。
そんな中、エドワード・ジェンナーがワクチンの開発に成功。
鍋島直正も幼い頃に天然痘に罹患した経験があったため、このワクチンをいち早く普及させることに尽力したのです。
当時の様子について「佐賀城本丸歴史館」では次のように解説されています。
1846年、
佐賀藩では天然痘が大流行しました。予防には牛痘の種痘が効果的だと知った10代藩主の鍋島直正は、
痘苗(ワクチン)をオランダからとりよせるよう命じ、
1849年8月、
佐賀城で息子の淳一郎(直大)に接種しました。その成功によって種痘は藩内に広がり、
やがて全国に普及していきました。
※「https://saga-museum.jp/sagajou/navi/ja/25.html」より引用
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