こんにちは。坊主です。
今回は、岡庭由征(よしゆき)を取り上げます。
2019年に茨城県 境町で発生した事件の犯人として逮捕された岡庭ですが、ネット上では彼の”本名”が話題となっています。
実は、現在の「由征」という名前は改名”後”の名前であり、改名”前”の本名は「吾義土」(あぎと)と言うのです。
岡庭は2011年(当時16歳)に通り魔事件を起こして逮捕・起訴されており、
裁判では医療少年院への送致が決定。
事件当時は「吾義土」だったが、裁判後に「由征」に改名。
アニメや漫画を思わせる名前であることから、吾義土の意味や由来などについて様々な憶測が飛び交っています。
一体、「吾義土」の意味や由来(元ネタ)は何だったのでしょうか?
岡庭”吾義土”の由来はアニメ作品だった
「吾義土」の由来について「デイリー新潮」は次のように報じています。
無論、逮捕時16歳だったことから少年法に護られ、
実名や顔写真はどこにも報じられず。それ故、当時は岡庭由征ではなく、
岡庭吾義土(あぎと)という名だったことは、周知されるに至らなかった。
この連続通り魔事件で起訴された岡庭容疑者は、
刑事裁判を経た上で医療少年院に送致され、社会に戻った。そのどこかの段階で吾義土という名を捨て、
由征になったのであろう。
〈「吾義土」という名前は、妻の兄が命名した名前になります。
妻の兄からは、アニメのキャラクターにあやかり、
また、画数も41画ととても縁起のいい数字だったので、
この名前にしたと聞かされています〉
(父親の供述調書より)
(2021年5月18日配信)
上記の通り、「吾義土」という名前はアニメのキャラクターから命名したものだったのです。
世間一般的な感覚からして、「吾義土」という名前は”普通”ではありません。
いわゆる”キラキラネーム”に分類される名前ですが、岡庭本人も「吾義土」という名前を気にしていたようです。
一体、「吾義土」の元ネタになったアニメ作品とは何だったのでしょうか?
世間の反応
周りの無責任な大人たちが作ったモンスター。
とりわけ両親の他人事な言動がひどい。
親になる人々への親教育が必要なんじゃない?
昔の日本は地域全体で子育てしてたから、
その中で社会を学んでいったのだろうけど、
現代は家と学校でいい子いい子と育てられる子が多いから
異常な大人、異常な親が増えるんじゃないかな。
数年前に「息子は人を殺めるかもしれない」と、
息子を処分した元官僚がいたが、
このケースも、親が息子を処分するべきだった。
生まれてきた環境がその人の人生を大きく左右されるんだなとつくづく思う。
モンスター化させた親にも責任あるでしょう。
こんな親の元に生まれて来なくて本当に良かった。
実親に感謝したいですね。
「吾義土」の意味は?由来(元ネタ)は仮面ライダーアギト?
岡庭の父親が供述した通り、「吾義土」の由来はアニメのキャラクターでした。
一体、元ネタのアニメ作品とは何だったのでしょうか?
そこで、「アギト」というキャラクターが登場する作品を調べたところ、以下の2作品がヒットしました。
〈1〉仮面ライダーアギト(2001年)
〈2〉銀色の髪のアギト(2006年)
上記2作品の内、「仮面ライダーアギト」の方が有名であることから、ネット上では「吾義土=仮面ライダー」という声が数多く見受けられます。
改名する前の吾義土てアギトて読むみたいだけど、
仮面ライダーにいなかったっけ?アギト。— ヒトミ (@amethy1971) May 7, 2021
ただ、仮面ライダーアギトはアニメではなく”特撮ドラマ”です。
これに対して、「銀色の髪のアギト」はアニメであることから、父親の証言と一致しています。
しかし、結論から言うと、「吾義土」の元ネタはこの2作品ではないと思われます。
その理由が、岡庭の年齢(26歳)です。
岡庭は1995年に生まれているため、必然的に元ネタとなったアニメ作品は同年よりも前に公開されているはずです。
ところが、上記2作品は岡庭が生まれてから公開されているのです。
そのため、「仮面ライダーアギト」および「銀色の髪のアギト」が「吾義土」の由来になることは時系列的にあり得ないのです。
ちなみに、「吾義土」の意味については裁判で語られてはおらず、その名前に込められた想いは不明です。
ただ、アニメが元ネタであることや画数で名前を決定している事実を踏まえれば、「吾義土」の意味はほとんどないと思われます。
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