こんにちは。坊主です。
2021年8月3日、行方不明になっていたベラルーシ人の人権活動家が死亡した状態で発見されたことが明らかになり世間の注目を集めています。
死亡が確認されたのは、ビタリー・シショフ氏です。
ビタリー氏の死には不審な点があり、現地の警察は「事件性あり」として捜査を開始しています。
果たして、彼の死には”第三者”の関与があったのでしょうか?
死亡:ビタリー・シショフは暗殺で消された?顔画像あり
ビタリー氏の死亡について「AFP」は次のように報じています。
警察当局は、
「キエフできのうから行方不明になっていたベラルーシ人のビタリー・シショフ(Vitaly Shishov)氏がきょう、
住んでいた所からそう遠くないキエフの公園で、
首を×っている状態で発見された」と発表した。
(2021年8月3日配信)
上記の通り、ビタリー氏は自宅からほど近い公園で死亡していたのです。
ビタリー氏の顔写真(画像)がこちらです。
BBCも更新されてました。
Vitaly Shishov: Head of Belarus exiles group found dead in Ukraine – BBC News https://t.co/kvr7HWkN6K
— まるものあぽかりぷす (@marumo_n0223) August 3, 2021
彼はジョギング中に行方不明となっており、ネット上では「誘拐」(kidnap)が疑われていました。
BREAKING: Head of “Belarusian House” exile NGO in Kyiv Vitaly Shishov is missed after his morning jogging run (kidnapped?) – sources. Lukashenka’s KGB operates pretty free in Ukraine. Ukraine is not safe for Belarusian opposition. pic.twitter.com/Q5kYgF2NjN
— Sergej Sumlenny (@sumlenny) August 2, 2021
生前のビタリー氏に”死の兆候”があれば、「誘拐」という疑惑は生じてこないでしょう。
このことから、彼が自主的に死を選択する可能性はなく、今回の死亡には第三者が関与していた疑いが強いというわけです。
彼の母国であるベラルーシは”欧州最後の独裁国家”と知られており、アレクサンドル・ルカシェンコ大統領による恐怖政治が行われています。
東京オリンピックに参加したベラルーシの陸上選手が帰国を拒否して他国に亡命した問題は、ベラルーシの独裁政治を端的に象徴していると言えます。
このことから、ビタリー氏の死亡についてネット上では「消された」「暗殺」という声が上がっています。
世間の反応
独裁政権に鉄槌を!
これは確実に国家が関与してる!
目障りな人間を消したな。
反体制派を粛清(暗殺)して終わりか。
何とも独裁国家らしい。
犯人はベラルーシの秘密警察?
ベラルーシには「ベラルーシ国家保安委員会」という”秘密警察”が存在しています。
秘密警察とは、反乱分子や他国のスパイなどを摘発・監視する政治警察のこと。
一般の警察とは異なり、秘密警察は国家の存亡に係わる事件を専門に捜査する。
また、ベラルーシ国家保安委員会は諜報機関でもあるため、スパイ活動も行う。
死亡したビタリー氏は反体制派の人間であるため、ベラルーシ国家保安委員会からマークされていたことは間違いないでしょう。
今回の一件だ他殺であれば、犯人がベラルーシ国家保安委員会である可能性はゼロではないと思われます。
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