【労働基準法違反?】秋山木工はパワハラでやばい?30か条の内容も

時事

こんにちは。坊主です。

今回は、神奈川県 横浜市にある家具製作会社「秋山木工」を取り上げます。

「丁稚奉公」という独自の研修制度を導入している秋山木工が、2022年2月27日放送の「ザ・ノンフィクション」で特集されます。

一体、秋山木工が行う丁稚奉公とはどんな制度(内容)なのでしょうか?

秋山木工の丁稚奉公はパワハラでやばい?「職人心得30か条」の内容は?

秋山木工が導入している丁稚奉公制度の内容がこちらです。

https://twitter.com/sakura_yuk1/statuses/982620900833935362

上記の通り、秋山木工では女性でも坊主(丸刈り)が義務付けられています。

さらには、私用で携帯電話を使うことは許可されておらず、恋愛も禁止されているのです。

就業規則は会社が独自に設けるものですが、これらの内容があまりにも現代の感覚や常識と乖離していることから、「刑務所」や「やばい」「パワハラ」という批判が巻き起こっています。

恐らく、大多数の”普通”の人間であれば、同社の丁稚奉公制度に対して拒否反応を起こすことは当然でしょう。

また、同社には、職人として在るべき姿を説いた「30か条」が存在し、始業時に全員で唱和することになっています。

この「職人心得30か条」は”社訓”であり、これを唱和することは他の会社でも一般的に行われています。

しかし、秋山木工の場合では丁稚奉公制度と相まって、「職人心得30か条」も批判の対象となっています。

ただ、秋山木工は1971年の創業した会社であり、2022年で51年目に突入している歴史ある会社なのです。

大多数の人間には理解しがたい丁稚奉公制度ですが、それでも同社が現在まで存続していることを踏まえれば、相応の需要があることは紛れもない事実です。

外部の人間がパワハラと指摘するような問題があったとしても、同社に就職を希望する人間はそれらを承知の上で入社しています。

そのため、丁稚奉公制度や同社の方針に関して、第三者が行き過ぎた批判をするべきではないでしょう。

世間の反応

今回のザ・ノンフィクションは先週の山奥ニートより炎上必至じゃないか?

しょせん他人事だから勝手にやればいいと思うけど、
自分なら絶対にヤダし耐えられないw

こういう企業風土はいいとして、
それを美談として大々的に放送しちゃうのはマズいんじゃね?

労働基準法違反?行政処分は?

「労働基準法」の詳細は知らずとも、丁稚奉公制度の内容を見れば、「同法に違反するのではないか?」という印象を抱くのが普通でしょう。

しかし、2022年現在に至るまで、秋山木工が同法の違反で行政処分が下されたという事実はないのです。

丁稚奉公制度が労働基準法に違反していないとされる理由については、以下の見解が確認されています。

上記の通り、秋山木工は会社(企業)ではなく”学校”という体裁を取っていることから、”労働”基準法には規制されないという理屈のようです。

ただ、いくら法律的な問題がなくとも、丁稚奉公制度の在り方に苦言を呈す人間もおり、その中には弁護士の嶋﨑 量氏も含まれていました。

嶋﨑弁護士は「日本労働弁護団」の常任幹事を務めており、さらには「ブラック企業対策プロジェクト」では事務局長の座に就いています。

労働環境の改善を図るプロの弁護士から見ても、丁稚奉公制度には”重大な疑義”があるようです。