こんにちは。坊主です。
今回は、沖縄県 南城市の市議を務める宮城康博氏を取り上げます。
約300人の若者が沖縄署を襲撃した暴動事件に関して、宮城市議も同署に投石を行っていたとも解釈できる投稿を行っていたことが物議を醸しています。
一体、宮城市議はどんな投稿を行っていたのでしょうか?
南城市:宮城康博市議の「石を投げた」はメタファーと釈明
物議を醸している宮城市議の投稿について、「J-CASTニュース」は次のように報じています。
沖縄署襲撃で「私は確かに石を投げた」 南城市議の「意味深投稿」が波紋→本人釈明「メタファーだった」#南城市 #市議 #沖縄県 https://t.co/OSnNkMBoYR
— J-CASTニュース (@jcast_news) February 4, 2022
同記事によると、宮城市議は自身のFacebookで沖縄の暴動を取り上げ、その中で「私は昨日、確かに石を投げた。私を捕らえよ!」と記していたのです。
実際の投稿がこちらです。
ただ、当該表現が物議を醸したことから、「石を投げた」という部分は削除しています。
修正前の投稿がこちらです。
え!?沖縄の警察署襲撃犯の一人は現職南城市議会議員の可能性もあるとか、めちゃくちゃすぎ。高校生ら若者ガーとかいいつつ、若くも学生でもない他市の議員が加わり警察署を襲撃?「私は昨日、確かに石を投げた。私を捕らえよ!」と本人がSNS投稿。何かの間違いや虚偽の可能性もあるが事実ですかね? pic.twitter.com/Ag5KOMswEk
— 丸山 穂高 (@maruyamahodaka) January 30, 2022
宮城市議が「石を投げた」と記した理由については以下のように釈明しています。
本人によれば、「石を投げた」という発言は、沖縄署に集結した若者へのシンパシー(共感)を表現したメタファー(比喩)だったようです。
当該表現が記載された投稿において、宮城市議は「不確かな情報で高校生らの動きを評価することは危険」という趣旨を述べています。
また、不確かな情報を垂れ流すマスコミ報道も批判しており、この部分が「石を投げた」という表現に掛かっていると思われます。
つまり、不確かな情報で高校生らを逮捕するのであれば、「石を投げた」という発言(不確かな情報)だけを以て、自分を逮捕してみろという意味だったのでしょう。
しかし、この皮肉的なメタファーが多くの一般読者には伝わらず、「本当に投石をしていたのでは?」という騒動に発展したというわけです。
世間の反応
いろいろな意味でこの市議会議員の言動はおかしい。
まだ状況が分かっていない時点で、
一方的に高校生達の襲撃を良しとするとは。思慮が浅過ぎ。
何を考えているのやら…
デモ的行動を超えて争乱になってしまったから問題なんですよ。
端緒となった事件の解明はなされるべきですが、
便乗して卵投げたり投石したりパトカーを傷つけた行為は許されません。そういった区分けもできないようでは「大人」として問題ですな。
名誉毀損裁判の内容とは?
宮城市議について調べたところ、南城市の前市長である古謝景春(こざ けいしゅん)氏と裁判で係争中であることが分かりました。
南城市長当選証書付与式
画像⑤ https://t.co/sesVNIE8Rc pic.twitter.com/bLDszwpjgt
— 古謝(コザ)景春【公式】 (@kojakeishun) January 27, 2022
古謝前市長は、宮城市議の投稿で名誉を毀損されたとして、同市議に対して500万円の損害賠償を求めて那覇地裁に提訴していたのです。
その裁判の判決が2021年7月27日に出され、那覇地裁は前市長の訴えを認め、宮城市議に30万円の支払いを命じました。
名誉毀損を争った裁判の内容がこちらです。
宮城康博、名誉毀損で訴えられてるみたい pic.twitter.com/Bm3AJEvJts
— 外来種駆除員 (@masaoyyy) January 30, 2022
「琉球新報」の報道によると、宮城市議は自身のFacebookにおいて、古謝前市長が中国系のカジノ企業から不正に金銭を受け取ったかのような内容の記事を引用していたのです。
ただ、宮城市議は引用元の記事について「いろいろとたいへんですなぁ」とコメントしたに過ぎないことから、今回の地裁判決を不服として既に控訴しています。
そのため、この問題は高裁で審理されることになり、改めて名誉毀損の成否が判断されることになります。
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